今日の夕方、ぼくははじめてTwitterの威力を知った
夕方、熱帯らしい夕景を求めて海岸で撮影をしていたときのこと。
スマホがピーピー鳴るからなにかと思ったら、先日のぼくのブログ記事 フォトグラファー・ライター・ブロガーの頸を絞めるNAVERまとめ がTwitterで拡散しているお知らせだった。このパクリ批判記事はFacebookで拡散され、いいね!が2000を超えたところで一旦止まったが、こんどはTwitterで広がりはじめた。どなたか影響力のある方がツィットしてくださったのだろうか。
アクセス数を確認したら午後10時には同時に521人もがブログを訪れている。
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みたことがない数字に驚いたよ。「拡散するときはFBよりもTwitterのほうがはるかに広がる」と聞いてはいたけど、Twitterの威力を今さらながら実感した。
コメント欄も賑やかだ。これまで、NAVERまとめやバイラルサイトについてうすうす胡散臭いと感じていたことが文章化されたことで本意を得た、という意味のことを書き残してくださっている方が多くて嬉しい。
ブログがおいてあるXserverは999人までの同時アクセスに耐えるそうだから、まだ当分余裕がある。24時を過ぎたところでサイドバーのアクセスカウンターをみたら1日で3万人のユニークユーザーを数えた。
といっても、ぼくがこうしてパクリ批判記事を書いている一方で、パクリサイトNAVERまとめに記事を書いている使い捨てライターは今日も何千人もいることだろう。自分たち以外のだれも幸福にしない悪のサイトは大きな力があり、これしきのことでは痛くも痒くもないに違いない。けれども千里の道も一歩から。みんなでパクリサイトの批判をしていこう。
ディスカッション
コメント一覧
ちょっと辛口な記事ですね。ここで、おっしゃっているパクリサイト、「Never まとめ」のようなサイトも、私にとっては時々役に立ちます。例え、ライターのオリジナルな記事ではないにしても、知りたいことを手際よくまとめてある「まとめ」などもあります。すべての情報を鵜呑みにはしませんが、参考になることはいくらかあります。私はそこに付加価値を感じます。
スーパーから万引きしたものを、道端に並べて1/10の値段で売れば、通り掛かりの人は喜んで買いますよね。ぼくも事情を知らなかったら喜んで買うかもしれません。
著作権侵害はそれと同じです。NAVERのライターはぼくのブログから写真を盗んでまとめ記事に載せています。それは第三者にとっては有益な情報でしょうけれど、著作者にとっては大損害なんです。
単にリンクを張るだけならこの限りではありません。元記事もお読みくださり、ご理解いただければ幸いです。
http://www.photo-yatra.tokyo/blog/archives/5640
リンク先の記事を今、読みました。
たしかに、著作者に許可をとらないライターの責任かもしれませが、
Never のビジネスモデル自体がそうさせているかもしれませんね。
こういう悲劇は世の中にたくさんあるとおもいます。
リンク先の記事をお読みいただき、ありがとうございます。
これがNever のビジネスモデルなんです。
憤慨している人は大勢います。何とかしたいものだと思って、まずはブログに書いてみました。
著者権者様として写真を無断使用されてしまうことは、大変痛ましいことだと私も思います。
有賀さんのご意見を否定するつもりも全くありません。
このようなことが容易に起こってしまう世界に生きているのだと時々考えてしまいます。
このようなことに遭遇すると、わたしは経済学のパレート効率性などを参照します。
https://www.wikiwand.com/ja/%E3%83%91%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%88%E5%8A%B9%E7%8E%87%E6%80%A7
私の解釈はビジネスモデルが成り立たない条件に無理やりビジネスモデルを成り立たると歪みが生じる、ということかもしれません。
その条件のもとに被害者と加害者が生まれてしまう。または善悪が生まれてしまうなどです。その解決方法は考えたことがありません。現時点では世界がそうなってしまっていると思うところまでです。
解決方法の1つは富める者が我慢をする」という方法を思いつきます。しかし、このケースでは誰が富める者かまではわかりません。
おそらくですが、Naverを排除しても、別のNaver が必ず現れます。生死をかけて乗りこんでくることになると思います。
有賀さんにとっては、防御することが最善の策なのかもしれません。
「Naverを排除しても、別のNaverが必ず現れます」
その通りだと思います。
そのため「無断転載は悪いこと」という社会通念を広めたいと思ってこの記事を書きました。みんながそう思えば、少なくともNaverのような大手パクリ会社は存在できなくなると思います。
パクる人の多くは記事を読まず、写真だけ持っていくことがわかったので、当ブログをGoogle画像検索に引っかからないように設定しました。これだけでも無断転載防止に大きな効果がありました。
著作権保護には、被害者側と加害者側が発生しますね。私が気になったのは、多くの場合、著作権を侵害してしまう加害者が弱者の立場に置かれているケースが多く、被害者の方がどちらかと言えば強者ではないかというところが気になります。つまり、被害者にさらされるクリエイターの方々はそれなりの予算を確保した上で、時間と労力を割いて作品を作り上げていらしゃると思います。
かたや、加害者になりがちな無断転載をしてしまうものは、そのような予算や労力を確保できないものたちが、このような無断転載に至ってしまうケースが多くなるのではないかと推測いたします。しかし、これだけの理由で、著作者の権利を侵害を黙認しまっていいかという問題にはならないとは思いますが、そのような力を持たない者たちの表現を結果的に押さえつけてしまうことになっているのではないだろうかということが気になります。
それでも、著作者の保護を無視することや、無断転載を許容してもいいということにはならないとは思います。
このような被害は会社組織であれば、無断転載の掲載を会社組織として認めないという
スタンスを打ち出さない限り、著者権者のこのような被害は防げないのではないかと思います。しかし、そのような方針を打ち出せば、会社としてそれなりにクリエータに対する報酬を確保しなければならないでしょう。実際のところはわかりませんが、そのような予算を確保しないビジネスモデルなのだと想像します。
>当ブログをGoogle画像検索に引っかからないように設定しました。
>これだけでも無断転載防止に大きな効果がありました。
このような対応をしなければならないのも、有賀さんの自由な表現を阻害していることになっていると思います。
元記事にも書きましたが、NAVERは低賃金で素人ライターにページをつくらせてPVをかせぎ、いざパクリが露見しても責任一切をライターに押しつけて自分たちは知らん顔、パクられた人は泣き寝入り、というビジネスモデルを作り出しました。
パクられた側には、予算と時間と労力を充分にもっている方もいらっしゃるでしょうが、アルバイトをしながら予算と時間をやりくりして一所懸命に作品を作るかけだしの若い方もいらっしゃいます。ぼくも20代のころは風呂なしアパートに住んで取材費を作り出していました。
パクられた側が弱者であることも多いです。
ここでの問題の本質は、弱者たちをつかって利益をあげるシステムをつくりだしたNAVERのブラック体質でしょう。このような会社を運営している者たちの浅ましい心です。
なるほど、意見はわかりました。どちらかと言えば、あのようなプラットフォームに素材を提供している個人にも非がないわけではないが、プラットフォームの提供元に諸悪の根源があるという立場ですね。もし仮にですが、Naver に投稿するライターの方から素材を使用する許可を求められたらいかがなさいますか?許可をする可能性はありますか?
作品使用料を支払っていただけるなら喜んで許可いたします(それはフォトグラファーの普通の業務です)。
わかりました。現状のルールをしっかり守れということですね。
ご自身の作品を無断で商用利用されていれば、当事者として我慢ならないことをお察しいたします。率直なご意見ありがとうございました。
あのようなサイトはバイラルサイトと呼ばれているのですね…。バイラルサイトがもし仮に著作権を完全に遵守した状態で運営されていた場合でも、バイラルサイトには価値がないと思われますか?
バイラルサイトが法令を遵守して運営するなら、編集サイトとして価値があると思います。