隣のフォトグラファーが使っているカメラをチェックしてみた
先週のことだけど、デンパサールのプングレボンガン寺(クシマン寺)で大祭があったのでマイクロフォーサーズを持って行ってきた。
この大祭は有名だからフォトグラファーも多く集まってくる。式典の最中に神々が降りてきて参座者にとりつき動かすさまがフォトジェニックでたまらない。
式典が進んで夕方になり、空気が静かになったとき、ぼくの2mくらい横に座っていた男性がとつぜん大きく体を曲げ、叫びだして周囲の男たちに押さえられてた。続いて境内の反対側で女性が立ち上がる。神々が降りてきている…..のだろうか?
境内はたいへんな人いきれだった。
雨季だからただでさえ湿気がすごいのに。
この人はオーストラリア人のフォトグラファーで、バリ島に長いこと住んで活動をしている。ひとつのプロジェクトに専念できるというのは羨ましい。根無し草っぽいぼくとはずいぶん違う。
カメラはNikon D750+AF-S 70-200/2.8 と D810+AF-S 24-70/2.8を使っている。なんとゆーか無敵の組み合わせだね。この2セットがあればなんでも撮影できる。ぼくもいろんなカメラに目移りするのをやめて、彼のように2台だけ持ってシンプルに撮影したいなあ。
この西洋人はフジのX-T1を持っていた。レンズは上のオージーと同様に明るい標準ズームと望遠ズーム。この組み合わせもいいね。ぼくはフジのカメラが好き。というか画像エンジンとレンズが大好き。カメラボディはまあまあ。
バリ島では2年ほど前からフジのカメラが人気で、ローカルのインドネシア人でも使っている人が多い。
ニコン、キヤノン、いろんなカメラが並んでいる。一般のインドネシア人にはキヤノンのカメラが人気で、EOS5D系を持っているローカルをよく見かける。とくにブライダルフォトグラファーはみんな5D系を使っている印象だな。
ぼくの横で撮影していたバリ人の男の子。
ソニーα7II にアダプターをつけてNikon 50mm/1.4sを使っていた。レンズはカニのツメ付きだよ。ぼくは爪は外している。爪が必要なクラシックカメラを使ったことがないから。
このカメラとレンズが最高の組み合わせなのだそうだ。
「ぼくもこのレンズを持っているよ」と話しかけたら、嬉しそうにカバンからNikon New FM2を出して見せてくれた。
しぶい!
しぶすぎる!
オート露出機能がない機械式シャッターのフィルムカメラ、名機New FM2はぼくもほしかったけど結局買わなかった(買えなかった)。
最近写真を始めた人は「オート露出機能がない」といってもピンとこ来ないかもしれない。絞りとシャッタースピードを自分で設定するカメラだ。もちろんオートフォーカスでもない。
フィルムはコダックのポートラを通しているそうだ。「肌の色がきれいなんです」と嬉しそうにしていた。
なんかミラーレスでお気軽撮影している自分が恥ずかしい….という訳でもないけど、なんとなく羨ましい気がするかも。
天気は雨季だからなんとなく雨っぽい。大祭中に雨が降ってきたら避ける場所もないからびしょ濡れだ。やっぱりカメラは防塵防滴性能が高い方がいいなあ。でもぼくが使っているパナソニックもソニーもカメラはなんちゃって防滴機能搭載だ。
熱帯の豪雨のなかでも使えるカメラがほしいなあ。ぼくは、次はオリンパスのE-M1あたりを買ってしまうかも。
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