ご神体が村を巡る
今日はガルンガン。
祖先の霊を家々にお迎えする日。
午前中は村のプラダラム(お寺)に、村中の人が集まり礼拝する。
ついで、家寺(家の敷地内にある神々を祀る場)で礼拝し、ひとやすみしたら、夕方からプラダラムのご神体が家々を巡回する。
バリの人は、この日はかなり忙しい。
そのせいか、いつもは混んでいる表通りに車は少なく、すいすい走れる日でもある。
ご神体を待つ、プネスタナン村の人々。
家の前で、一家で神々の来訪を待っている。
インドネシア人は写真に写るのが好きだから、こうして正面から写真を撮っても案外嬉しそうにしてくれる。「写真を見せて」と言われたら、ぼくはすばやく+ボタンを押してその人を大きく表示してみせることにしている。すると、たいがい嬉しそうに笑ってくれる。
昨今の日本では考えられないほど大らかだ。一体どうして日本はこんなに気持ちがギスギスした国になってしまったのだろう?
ガムランの演奏とともに、神々が家の前を訪れる。
夜になっても続いている。
聖なるバロン。
ご神体は村の家を全て回って、プラダラムへと戻る。
終わったら夜の8時になった。
それからバイクで食事にでかけた。以前はガルンガンの日に開いている店はひとつもなかったが、いまでは大通り近辺は普通にどの店も開いていて、食事に困ることもない。バリ島もどんどん変わっていくけど、笑顔で写真を撮らせてくれる気持ちは変わらないでほしいなあ。
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