世界で最もスペクタクルといわれている、ルクラ空港の迫力満点の離着陸
今日はトレッキングの締めくくり。
ナムチェバザールからルクラへと戻る日。同じ宿の英国人は"Today is long day"といって朝7時過ぎに出発していった。
ぼくは朝7時半に出発した。
ナムチェからルクラへは、標高3000m以下の渓谷沿いの森の中を歩くから見晴らしがほとんど無く、路のアップダウンが多い。
お馴染みのマニ石の横を通って
午後2時半にルクラに到着。
カメラ1台しか持たないでこんなこと言うのも何だけど、トレッキングは、ランチ時間を除いて、1日6時間ぐらい歩くのが限度だね。それより長いと結構しんどいな。ぼくのようなフツーの人には。
ルクラは標高2700mの山間の村。
そしてネパールの首都カトマンドゥと空路で結ばれる、エヴェレストトレッキングの出発地。また近隣の住民のバザールの村でもある。ようやくここに戻ってきた。
ルクラ飛行場は、山腹を利用して造られ、滑走路が傾斜している。
滑走路の全長は527m。
飛行機が着陸する様子はこんな感じ。
まず、エンジンの音と共に、フラップを下げた飛行機が近づいてくる。
着陸した
傾斜を利用して速度を落とし
駐機場へと移動する。
駐機場は4機が待機できる。
例えば「カトマンドゥ発ルクラ行10:00の便」は4機あり、この4機が3分おきにカトマンドゥ空港を出発し、ルクラに着陸する按配になっている。ルクラからの出発も同様だ。4機が次々と離陸していくさまは見応えがある。
かつて、空母赤城の甲板から飛び立つ零戦もこんな感じだったのだろうか。
中島製栄21型エンジンはどんな音を立てて大空へ飛んでいったのかなあ。
ところで、ネットで『世界一危険なテンジン・ヒラリー空港』などと大げさな釣りタイトルをよく見かける。ルクラ空港(現在の正式名はテンジン ヒラリー空港)は迫力満点ではあるが、危険ではない。ましてや「世界一危険」は膨らませすぎで、現地のネパール人はYou Tubeやネットの記事を見ながら「危険なんだってw」と大笑いしている。多いときは1日に78便も離発着するルクラ空港だ。意外なほどきちんとオペレートされている。
さあ、明日はいよいよカトマンドゥへ戻る日だ。
下界の騒々しさがどことなく懐かしい。
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