【カラパタール】標高5545mの展望台からヒマラヤと氷河を見渡す

ヒマラヤ,ネパール

この一週間というもの、天気に恵まれ、景色は素晴らしく、申し分のないヒマラヤ トレッキングをしているところ。

けれども、いかんせん標高4500mを超える土地で、薄い空気の山道を歩いているので、その日のロッジに着くとかなり疲れていて、ここ数日はブログ原稿を書く気力もなかったのだった。

標高5545mのカラパタールには無事に着いた。

ふもととの標高差は400m程度だから小さな丘にすぎないし、背後に標高7000m以上のヒマラヤが聳えているから、いっそう小さく見える。中央の小さな丘がカラパタール。

ここまでは特別な装備も必要なく、誰でも歩いてこられる。

今では、ぼくもパタゴニアやノースフェイスの服を着て歩いているけど、20代の頃はこれくらいの場所ならジーンズにセーターで来たものだった。靴以外は街着そのままだ。ちょうど、ガイドのラジューくんみたいな格好で。当時はそういう人が珍しくなかったんだけど、最近はそういう外国人は見なくなったなあ。

で、着ている服はずっとよくなったけれども、高地の薄い空気への耐性のなさは残念ながら変わらない。

カラパタールのわずか400mの丘に登るのに、1時間半かかった。カラパタールは土の路で歩きやすい筈だが、薄い空気に肺がものすごくあえいで、10m歩いたら1分休んで息を整えるといった感じ。休んでいる方が多いような1時間半を歩いて、ようやく頂上に着いた。

カラパタールからエヴェレストの頂上まで直線距離で約10km。世界最高峰の巨体が目前にそそり立つ。その下にはクーンブ氷河が広がっている。強風が吹いて、とても寒い。

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