エヴェレスト街道、標高5545mを目指して個人トレッキング開始
カトマンドゥ空港からエヴェレスト山域のルクラまで飛ぶ予定で、朝9時半の飛行機を予約していたんだけど、お昼を過ぎてもまだチェックインできない。空模様が芳しくなく、安全確認できないんだそうだ。
よくあることとはいえ、薄暗い、混雑した、お役所仕事の空港チェックインカウンターで待ち続けるのは少ししんどい。トレッキングは、今日から歩き始められるだろうか。ブログのスタートからスタックしてしまった。
午後2時を過ぎてようやくチェックインできた。
飛び立ったのは3時過ぎ。
16人乗りの小さな飛行機だ。
ルクラへは40分ほどのフライト。
山の斜面を利用する小さな空港で、滑走路は強い傾斜がつけられている。着陸時はのぼり斜面を利用して着陸し、離陸時はくだり斜面を利用して勢いをつけて飛び立つ。
まるで空母に離着陸するみたいでハラハラする。
ルクラから山道を歩き始める。
すぐに暗くなってきて、ヘッドライトの明かりを頼りに2時間歩いたガートという聚落に泊まることにした。
ロッジの主人がニコニコしながら寄ってきて話すには、彼は東京にお住まいのアベさんという人と仲良しで、家族同然のつきあいをしていて毎年東京に遊びにいくのだそうだ。そのせいか日本人のぼくにはやけに親切だった。
この辺はチベット仏教の地域なので、主人も仏教徒。
鎌倉の大仏が大好きだという。
翌朝は快晴。
あの向こうへ歩いていくのだ
主人に別れの挨拶をして、歩き始めたら、飛行機が飛ぶ音が遠くで聞こえた。ぼくの方が一日早く出発しているのに、翌日出発のトレッカーより2時間しか先行していない。道が混まないうちに進まなければ。
ナムチェバザールに到着
標高3400mのナムチェバザールは、エヴェレスト山域の登山やトレッキングの中継地点として有名な村。山中にしては大勢の人が集まり、昨今は町といってもいい規模になりつつある。
ナムチェバザールで、高度順応のために2泊した。
世界最高峰のふもと、エヴェレスト街道を行く
翌朝、朝8時にナムチェの宿を出発して、世界最高峰エヴェレストを見にいった。。10分ほど歩けば、すぐに世界最高峰エヴェレストが見えてくる。標高8848m。
左側の頂上がエヴェレスト。
手前のヌプツェ(エヴェレスト西岳)に遮られて、ここからでは主峰エヴェレストは頂上だけが見える。右側に聳えるのはローツェ(エヴェレスト南岳)。
今から一ヶ月半前、ぼくはあの山の向こう側にいたのだなあ。
こちら側とむこう側は、まるで違う世界だ。
街道沿いのチョルテン(仏塔)は、エヴェレスト登頂50周年を記念して2003年に建てられたもの。
ここまで歩きながら景色を撮影したカメラはパナソニックGX7。
このカメラは都会でスナップをする分にはスマートでいいけど、アウトドアではやや華奢な印象がする
つづく
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