ウブド発祥の地、グヌンルバ寺院で不思議なトランスダンスが始まる。
バリ島のお寺は、当地の暦で一年に一回、誕生日を盛大に祝います。
日本でいえば「創立記念祭」ですが、バリ語ではオダラン(お寺の誕生日)という言います。その表現がカワイく感じられるからぼくもオダランと呼んでいます。創立記念祭ってなんか堅苦しいですね。
ウブドの発祥の地といわれるグヌンルバ寺がちょうどオダランの最中だと聞いて、きのう参拝にいってきました。
さすがはウブドを代表する寺だけあって、ライトアップがステキ。いなかのバンリからくると洗練された装飾や照明に目を奪われます。さぞかし照明技術のある職人さんたちの仕事だと思われます。
夜のグヌンルバは、お寺というよりも高級ホテルのエントランスを歩いているような雰囲気ですね。もしかしたらリゾートヴィラのロイヤル ピタマハよりきれいじゃない?
聞くところによると、オダランの最中に関係者にふるまわれる食事はピタマハの仕出しだそうで、かなりおいしいとのことです。
居並ぶ神さまにも強烈なライトが当たっています。
踊り子の少女たちもいます。
でもこの子たちは今夜は踊りの衣装を着ていないから踊りません。
清めの儀式が始まりました。
手を合わせてお祈りします。
合掌の位置が日本よりも高いですね。
皆さん真剣に祈っていらっしゃいます。
こっちをチラミしているお坊さんは、よそ見をしているのではなくて、ひとつまえの儀式でお清めが済んでいてここで休んでいるのです。
実はこのお坊さんはぼくと一緒にバンリから来た方で、ぼくが写真を撮っているのを近くで見守ってくださっているのでした。ありがとうございます。
というわけで神々に護られてぼくは写真を撮り続けます。
この夜は、トランスダンスのサンヒャンドゥダリが演じられました。奧で座っている、舞踊衣装を着て花の冠を被ったふたりの少女に神さまが降りてきて、身体を動かされて踊るんです。
サンヒャンドゥダリはふたりの少女の身体がすごく不思議な動きをします。見応えがあるものの、写真では表現しにくいです。なにより神聖な踊りで撮影禁止なので今晩はこのへんで終了ということにします。
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