バリ島でリピーターが入国拒否されるという怪情報
インドネシア・バリ島に、過去1年間に2回以上観光などで入国した人は、法改定により本年12月31日まで入国拒否されるという怪情報がここ数日ネット上にでまわっている。
インドネシアには何回でも入国できる
結論からいえば、この情報は正しくない。
ぼくは来月もバリ島に来るつもりでいるので、さっそく事実確認をした。
1)ガルーダ インドネシア航空大阪支店予約課に電話した。
「そういった話は聞いていません」「日本人でインドネシアに入国拒否されてそのまま帰国した人はガルーダ航空では最近はいません」「30日以内に観光目的で入国の方は、ビザが免除されます。詳細はインドネシア大使館にご確認ください」とのことだった。
2)そこで在日インドネシア大使館に電話した。
「観光目的の方は、一年間に何回でもインドネシアに入国できます。たとえばあなたは、これからも毎月一週間バリ島へいくことができます。何回でもいくことができます」
「この質問は、今日これで2回目です。こういう話が出回っているようですが、そんなことはありません」「好きなだけバリ島へいってください。ありがとうございました」とのことであった。
怪情報はどこからでてきたのか
ネット上で流通しているイミグレーションの書類がある。
デンパサールがあるバドゥン県のイミグレの書類だ。
リンク先の書類の内容を簡単にまとめると、
「過去1年間に2回以上観光ビザなどで入国した外国人(ビジネスビザは除く)、過去1年間に4ヶ月以上滞在した外国人に対して、滞在目的をきき、不法就労をしていないか審査を厳しくする」ということだ。この書類はバドゥン県のイミグレの内部通達にすぎず、インドネシアの入国管理法が改定されたわけではない。
この書類がななめよみされ拡大解釈され、騒ぎになったのだろう。通達の詳細はリンク先のインドネシア語の書類を読んでください。
これまで空港のイミグレでは、ツーリストに対して滞在日数しか質問しない、事実上のスルー状態だった。今後デンパサール空港から入国する場合は質問が若干増えることがありうる、というように受けとめておこう。観光ビザでビジネスをしている人や、リピーターは答え方に気をつける必要があるかもしれないが、ふつうのツーリストなら問題ないだろう。
追記:今年4回目のバリ島入り成功
その後11月22日、無事にバリ島デンパサール空港から入国を果たした。今年4回目のバリ島入りだ。これまでと違ったのはイミグレで航空券e-ticketの提示を求められたこと。口頭で質問していた滞在日数(帰国日)を、航空券で確認したようだ。それだけで、ほとんどスルー状態であった。
ディスカッション
コメント一覧
私も在デンパサール日本領事館に確認いたしました。
この資料は バドゥン県のイミグレの内部書類が流出したようで
最近増えている不法滞在・労働者に対する監視を高めるためのようです。
頻繁にくる観光客は本来インドネシア経済に貢献する貴重な方々です。
とのことでした。
ツーリストは何回でも好きなだけバリ島へ来てお金を使ってください! ということですね。お金はありませんが、好きなだけ来ることにします〜
たまにバリで入国してますが、普段はスカルノハッタで入国してます。
アライバルビザが不要になってから初めて9月に入国しました、イミグレで嫌がらせの雨嵐でしたよ! 前に並んでたおじさんはVISAを買いに行かされてました、いよいよ私の番パスポートをパラパラ見て「VISAは?」と聞くので「観光で来た」というと「嘘付け」「何処に泊まる?」「ジャカルタで何処観光するねん?」などなど、私が「友人がたくさん居るのでジャカルタうろうとボゴールなんかに行く」と答えても「今までVISA購入しとるやないか?」と・・・・・今まではVISA必要なんで当たり前だと思うのですが??? 「仕事に決まってるやないか!」など色々言われましたが「本当に遊びで着たんです~」と訴え続けた所おもむろに自分のスマホを取り出して私のパスポートを写真に撮り怒った様に「ドン」と大きな音を立ててスタンプを押し捨て台詞に「お前捕まるからな」と言ってパスポートを投げ返して来ました。 いろいろと情報収集してますが次回の入国時気が重いです! 最近悪徳警官の酷くなって来てますしこんな事続けてたらインドネシアの観光客減るんじゃないでしょうかね? イミグレの狙いがそこに有りそうな気がするのは私だけ?? 観光客が減るとVISA免除しても外貨獲得の効果が少ないと言う理由でVISA復活を言い出すような気が・・・・・いつも突然(気まぐれ))のインドネシア政府の対応ですからね!(7日間VISA廃止も突然でした)政府がイミグレの指導徹底してくれないかな?と願うばかりです。
この夏、日本人ツーリストはビザ免除になったというのに、スカルノハッタ空港でヴィザ料金を支払ったという話をちらほらと聞きました。どうやらイミグレの係官が自分の懐に入れているらしいです。
いろんなことがあるな、と感心します。
ビザに関しては、おおむね10年前までは観光ビザは無料だったので、その時代に戻ったという感覚でいます。そして10年前までのほうがイミグレの審査が厳しかったから、それも昔に戻ったかもしれませんね。
インドネシア共和国観光省から返信が有りました。
下記の通りです(ほぼ予想通りの私は知りませんメールですね)
お問合せのようにお客様のご入国回数を制限するような措置は、
現在何れの入国ポイントでも行われておりません。
警察官による不法行為は主にジャカルタなどの都市部で見られ、
在ジャカルタ日本国大使館のウェブサイトにも注意事項等が掲載されています。
ご参考までにご覧ください。(領事館情報)
http://www.id.emb-japan.go.jp/index_jp.html
尚、この度のビザ免除プログラムは、
観光目的にのみ適用されます。
「遊びに行く」や「友達の家に泊る」などの目的は、
社会・文化訪問に該当すると判断される事もあり、
その際には今まで通り到着ビザ(VOA)取得の必要がありますので、
予めご承知おき下さい。
以上、取り急ぎご案内申し上げます。
skさん、インドネシア観光省からの情報をおしえてくださって、ありがとうございます。入国目的は「観光です」以外の余計なことは言わないことにして、今後も安心してバリ島へ行くことができます。