ホテルの部屋で照明を消そうとしたらどうしてもスイッチが見つからない。
リッツカールトンが運営する新しいリゾートヴィラ、マンダパに宿泊中。アユン渓谷に面した密林の奥というロケーションで、となりにアマンダリがあるはずだがヤシの林の影に隠れていて見えない。
広大な空間に余裕をもって建てられているからベッドルームは広々としているし、プライベートプールもまた広くて水が澄んでいる。
こうした広すぎるヴィラにありがちなのが、照明のスイッチが多すぎること。ときには、どこにスイッチがあるのかさっぱり分からないことがあって消灯できないことも。リゾートヴィラあるあるとしてよく話題になる事件だ。
昨夜、寝る前にヴィラ中の電気を消して歩いたら、ベランダの照明だけはどこにスイッチがあるのか分からず、さんざん探した。たいがいは予想もしない場所にあるものだが、それにしてもみつからない。バトラーを呼ぼうかと思ったが眠気をこらえて待つのが面倒なのでやめた。結局、遮光カーテンをしっかりと閉めて眠ることにした。
翌朝、朝食の迎えにきたバトラーにベランダのスイッチのありかを尋ねたら、「スイッチはありません」「照明を消したいのですか？」と逆に訊かれてしまった。予想もしない質問になんと答えたらよいかわからず、しどろもどろになってしまった。
最近は、真夜中でも庭の照明を消さないのが流行なのだろうか？
ともあれ、これで今夜はスイッチを探さずに済む。そろそろ寝ます。
おやすみなさい。