ファインダーを覗きながら涙が出るほど感動する瞬間
1ヶ月ぶりにバリ島へ来た。
初日の夜はプリアタンの王宮へグヌンサリ歌舞団を見にいった。
かつて一世を風靡して、今もファンが多い名舞踊家のユリアティが踊るから、カメラを何台ももっていったのだ。
この夜、ユリアティが踊ったのはチョンドン役。
レゴンクラトン(宮廷舞踊)という演目の侍女役のことで、あまりにも可愛らしい役だから誰が演じてもうっとりしてして見てしまうが、ユリアティのチョンドンは他の娘たちとは桁違いにパワーがあって涙腺が緩むほど。ああ、バリ島にきてよかった。
聞くところによるとユリアティがチョンドンを踊るのは10年振りとこのことだ。バックで演奏しているグヌンサリの楽団員たちも彼女の舞をうっとり見つめていた。こうしてぼくは大変貴重な写真を撮ったことを「うらやましい。自分も撮りたかったけど演奏しているからカメラを持てなかった」と後からある楽団員から言われた。
カメラはNikn D7100+AF85mm/1.8s。このレンズは25年前に手に入れた。当時の他のレンズはすべて超音波モーターのレンズにリプレイスしたが、AF85mm/1.8sだけはいまでも買いかえることなく古いレンズを現役で使っている。苦楽を共にした愛着があるレンズなんだよな。
ディスカッション
コメント一覧
今日わ! いつまでバリに滞在ですか?
ユリアティと言えばチョンドンと言うぐらい、はまり役でしたね!(^ー^)
私も昔は何度か見ました!この写真は既に母の顔とふくよかな腰♪ 時の流れを感じますね!(苦笑)
母になってもチョンドンが踊れる悦びは彼女も躍りながら感じてたんじゃないかしら?
小さな彼女が腰を落として大きな目で見栄を切るところにかつては魅了されました
私が最後に彼女を見かけたのが奇しくも
後年長期滞在宿にした長女のAyuさんの結婚式の日、ロスメンの(Rahayu)で結婚式の衣装を身に纏ったAyuさんとの2ショット
をパチリ♪
舞踊を眺めてる観客にも昔からの深い想いを持ちながら見てるから余計に心に突き刺さるものがあったのでしょう!
素敵なメモリーになりましたね♪ 涙で心が浄化されたでしょう?(^ー^)
10代の頃のユリアティのチョンドンは素晴らしかったですね。その妹のビダニィのチョンドンも素敵で、忘れられません。チョンドンは10代の少女が踊ると本当に軽やかで可愛らしいです。
今ではユリアティもすっかり魅力的な女性(?)になって、軽やかさはないのですが、動きのキレはやっぱりすごいです。