バンリの祈り カメラ3台を肩から提げて撮影する寺院創立祭
かつてのバンリ王国の国寺であったケハン寺院は、
境内への急な階段と、厳かな佇まいが醸し出す、独特な雰囲気で人気が高い。
今日、15日は満月。
この日までの3日間、ケハン寺院はオダラン(創立祭)を迎えた。
バンリ中の女性たちが、お供えを頭に載せてやってくる。
この寺院は、日本語の出版物やウェブにはクヘン寺院の名で載っている。けれども、カタカナでクヘンと呼んでもバリ人にはぜんぜん通じない。Pura Kehenはカタカナでは表記できない音なのだ。あえて書くならケハン寺院とすればなんとかバリ人にも通じるようだ。
頭に載せるお供えはガボガンと呼ばれる。
お祭りの時、女性たちは自分の着る衣服と共に、ガボガンの華麗さを競い合う。
長い階段を上りきったら、その先にまた階段がある。
そしてその先にも階段がある。
階段を上りきった先の境内で、ようやくお祈り開始。
少女達による神さまへの奉納の舞もあった。
なんてったってこれが一番ステキ。
礼拝が終わったら、ガボガンを頭に載せて家路につく。
お供物の果物は家族一同でいただくそうだ。
お疲れさまー。
帰宅はバイクでという女性も多い。
お祈りが終わると同時に雨が降り始めた。
雨脚が激しくなる前に急いで帰宅する。
それにしてもまだ雨期なのに、お祈りが終了するまでよく天気が保つものだ。
神々に護られていることを、この場に居あわせた皆が感じていた。
今日のカメラはD7100を2台。
広角ズームレンズはパナソニック7-14/4を着けたGX7で撮影した。
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