Lightroomに自作のプロファイルを充てて現像する
このところ、撮影した写真をAdobe Lightroom CCでRAW現像処理をしている。なんでこれまで使っていたCapture one proでなくてLRかというと、以前も書いたけどぼくはPhotoshop CCのユーザーなんで、オマケで着いてくるLRを使わないともったいないと思った、という消極的な理由である。
Lightroomではカメラのプロファイルがいくつか選択できる。
フィルム時代は風景写真ならベルビア、女性ポートレイトならアスティア、取材ならプロビア、という具合にフィルムを使い分けていた。絵作りがまったく違うから。それをデジタルカメラはRAWで撮影すれば後からパソコンでプロファイルを選択できる。ソニーのカメラならこんな感じ。
ニコンカメラならニコンのエクスピードと同じ名前のプロファイルが並ぶ。
けれどもパナソニックのカメラはマイナーだからか、LRのプロファイルはデフォルトのAdobe standardしか選べない。それ以外が用意されていない。Adobe Standardは階調が豊かでディティールの再現性に優れ、色遣いが自然でぼくは好き。女性ポートレートを撮るときはナチュラルでいい感じに写る。20代前半の女の子が自分の写った写真を見せられて喜ぶプロファイルだと思う。
しかし風景写真にはやや物足りなく感じることがある。
GX7で撮影し、LRのAdobe standardのままで現像した写真。
シックでいい感じだが、夏の海という感じがしない。なんか秋っぽい。そこで自分で作ったプロファイルを充ててみる。
自作プロファイルを充てた写真。ある程度メリハリがついて夏らしい風景写真になった。大きく扱われるなら更に手を入れるのだが、小さなカットならこれぐらいでよいだろう。
同じRAWファイルをCapture one proで開いてみる。
C1にはちゃんとパナのプロファイルが用意されている。
これで現像してみると….
まあまあ、いい感じかな。
C1にはレベル補正という便利なパレットがあって、クリック一発オートでレベル補正できる。
するとこうなる。
クリック一発のわりにはちょうどよく補正されている。もしノートパソコンでこれらの写真を見て違いが分からなかったらパソコンを買い替えよう。
プロファイルを何種類か自作すれば現像処理が楽だろうね。LRとC1のどちらを使っても仕上がりに不満は無し。
ここから先は、大きく扱われる写真だけじっくり手を入れるのだった。
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