撮影アシスタントのイムロンさん
スミニャックにあるイタリアン ジェラート屋さん Lello Lello が、すごくおいしいと評判だ。おいしいだけでなくて、量も多くて、店の雰囲気もよい。
いつも撮影アシスタントをしてくれるイムロンさんも、
甘い物好きだから嬉しそうに食べている。
イムロンさんは、隣のジャワ島の人でイスラム教徒。
しかしバリ島は豚料理店が多くて、バビグリンとか、豚料理を撮影することもよくあるんだけど、インドネシアのイスラム教はユルイからイムロンさんは気にしないで、豚料理の撮影でも照明スタンドを組み立ててくれる。
これが中東のハードなイスラム教徒だったら、料理人がイスラム教徒の店でなければ食事をしないとか、入店しないとか、写真を撮ってはいけないとか、いろいろと融通の利かないことを言い出したりするのだが、インドネシア人のイムロンさんは「豚を食べなければいい」だけで、それ以外のハラル(イスラム教徒が食べられるものを規定した決まり事)とか何とかは、ぜんぜん気にしない。
趣向を凝らしたラテアートにはいつも感心するが、
たまたまイムロンさんに出されたのは豚のイラストだった。
いやー、イスラム教徒のイムロンさんにこれが飲めるだろうか?
と、心配したら、本人は「ティダアパアパ(気にしない)」と言って、
このカプチーノを飲んでいた。
世界の人々が皆、彼のように融和的だったらいいのにね。
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