【 峨眉山】山紫水明にして濃霧のパワースポット
四川省の風景は、日本と似ている。
渓流があって、せせらぎが聞こえる。
水は透明だ。
中国の川は、どこへ行っても砂で黄色く濁っているか、公害で汚れている。
そんな国にあって、四川省の景色は例外的に山紫水明だ。
昔から四川の犬は日を見ると驚いて吠える(蜀犬吠日)というほど、曇り空が多い。
どんなに豪雨でもぼくが行けば晴れるという、ハズレのない晴れ男のぼくが来ても、やっぱり四川の空は曇っていた。
峨眉山は、成都から車で2時間ほど。
中国三大霊山のひとつで、中国四大仏教名山のひとつでもある。
パワースポット中のパワースポット(?)とでも言ったらよいか。
標高3098m。
ここまで登ると、例によって寒い。
霧が出ているし、小雨も降っている。
頂上は、巨大な普賢菩薩像が金色に輝いているはずだが、霧に包まれてほとんど見えない。
なんだか峨眉山は、梅雨時の箱根のように何も見えない山であった。
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