成田空港にプリペイドSIMカード自動販売機が設置された
7月24日から成田空港でも訪日客向けプリペイドSIMカードが販売されるようになった。日本の通信鎖国状態が解消される貴重な一歩だ。
自動販売機が第一と第二ターミナルに設置された。第二では税関審査後のロビーAとロビーBの中間にある。SIMだけでなくfreetelのスマホとAVOXのモバイルWiFIルータも販売されている。
NTTコミュニケーションズのSIMだからドコモの回線を使っていて受信時最大150Mbpsの高速接続が1日100MBまで出来る。容量オーバーすると速度は200kbpsに限定されるが使い続けられる。
自動販売機は英語と中国語のみ表示され、日本語表示がない。外国に住む日本人が一時帰国するときの便宜を考慮していないのが残念。購入時には身分確認のためのパスポートを機械に読み取らせる。支払いはクレジットカードのみ。
価格は7日間有効のが3726円、14日間有効のが5346円。
詳しくはNTTコミュニケーションズのサイトで。
それにしても日本はネット環境が諸外国にくらべて大幅に立ち後れている。ネパールですら国際空港の出口に携帯電話会社がカウンターを設けていて、係員にスマホを渡せばSIMを挿入して設定もしてくれ、入国後はどこにいてもネットが繋がる。カトマンドゥ市内のちょっとしたカフェやレストランには無料Wi-Fiが必ずある。
普段どこにいてもスマホを持ち歩いている人が日本へ来たら、通信環境の不便さに困惑するだろう。だいたい喫茶店に無料Wi-Fiがないのってどういうワケ?
東京オリンピックまでに通信環境の不便さを解消してほしい。あと5年あるから、それまでにはだいぶ改善されていることだろう。今回の自動販売機の設置が、ネット鎖国に開ける大きな風穴になってほしい。
ディスカッション
コメント一覧
私も一時帰国の度 、不便です。
Simカードが2週間で5000円?
喫茶店やデパートでの無料wifiの普及をオリンピック前には
期待したい。
現時点では、購入したSIMは2週間までしか使えず、延長できないのが不便ですね。
それに喫茶店やデパートでの無料Wi-Fiは同感です。