雨の神さまに出会う
今日は、美の街とも呼ばれる古都パタンへ来た。
街の入口で、マッチェンドラナート(観音さま)の山車が2ヶ月前と同じ場所に留まっていた。この山車はブンガマティ村から来る別のラト マッチェンドラナート(赤い観音さま)の山車を迎えにいく途中なのだが、4月25日の大地震以来この場所から動いていない。
山車のために道は車両通行止めになっているから車をここで降りた。
その先はパタンの旧王宮広場。
すでに瓦礫がほとんど片付けられて往来が出来るようになっていた。
しばらくしたら小雨っぽくなってきたので、近くの茶屋に入って天気の様子をみることに。けれども30分ほどしても小雨は止まないから、茶屋を出て車まで歩いて帰ることにした。
しかし、車まであと1分の距離まで戻ったところで小雨が豪雨にかわった。
雨季のネパールだし豪雨がさらに激雨なるかもしれない。
あわてて近くの軒先に入ったらそこはマッチェンドラナートの山車の隣だった。
なるほど、マッチェンドラナートは雨の神さまでもある。カトマンドゥ盆地が五穀豊穣であるために雨を降らす観音さまなのだ。ぼくは、この三日間というもの晴天に恵まれていい写真がたくさん撮れた。ほぼ主要な写真を撮り終えたこのタイミングで大雨になったのは観音さまの慈悲の雨に違いない。というわけで、しばらく観音さまの隣で雨宿りすることにした。
一向に止む気配がないが、恵みの雨の写真を撮るためにぼくはNikon D7100を構えた。雨季のネパールに来て初めて雨の写真を撮ることができた。これもまたいいものだ。
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