ビルバオ芸術散歩
緑が多くて人当たりが優しいビルバオの街を歩いていると、しばしば目にするのが街の中心に建つグッゲンハイム美術館。ギラギラと輝く外装がまぶしい。
美術館の正面には子犬の「パピー」がいる。
アメリカのアーティスト、ジェフ クーンズの作品で、高さ12.4mの花に包まれたテリアは、名をパピーという。1997年にグッゲンハイム美術館の正面に置かれ、ツーリストの格好の記念撮影の場になっている。
パピーには花々がびっしりと生えている。
グッゲンハイム美術館の裏側、ビルバオ川沿いの遊歩道には彫刻家ルイーズ ブルジョワの代表作「ママン」が置いてあり、こちらでも人々がさかんに記念写真を撮っている。
「ママン」は女性の貪欲さや強靱さを、生きた虫を捕らえて食べる蜘蛛に例えた立体作品。ルイーズが自分の母の姿を形にしたことが作品名に表されている。女性とはこのようなものなのかねえ。六本木ヒルズにも同じ作品が置かれているから、見たことがある人も多いと思う。
ビルバオ川沿いの遊歩道をしばらく歩いて、アルビア庭園にきた。
庭園の南側はバルが軒を連ねている。
角には、有名なカフェ イルーニャがある。
名前はイルーニャ(パンプローナのこと)なのに、内装はイスラム風なお店。
こういう内装はアンダルシア地方なら普通にあるが、バスク地方では珍しい。アラブ系の職人を遠くから呼んで作らせたのだろうか。オーナーの異国趣味が高じてのことなのかな。
ディスカッション
コメント一覧
今晩わ! グッゲンハイム美術館は近代的と言うか? 抽象的と言うか?ちとビックリの建物ですね!(^-^;
パピーは生花なんですね? 時期が来たら花が散って丸坊主に成るんでしょうか?
又、植え替えるとか?
スペインの国民は道路に花の絨毯の絵を作ったり、お花が大好きな国民なのかしら?
ビルバオは高校のスペイン語教師のシスターの故郷です!思ったより近代的な町でした(^-^;
カフェ イルーニャはもろ私好みな喫茶店♪
コーヒーは勿論、お食事も美味しいんでしょうか? (^ー^)
グッゲンハイム美術館は、外観からして見応えがあります。パピーは生け花です。今年は花の色に特に力が入っているそうです。冬になると花が減って葉っぱが中心になるらしいですが、見たことがありません。
ビルバオは19〜20世紀に鉄鋼業で栄えた街なので、もともとかなり裕福な街だったそうです。今でもそんな感じがします。カフェ イルーニャは、ぼくはコーヒーとおやつを食べただけですが、おいしかったですよ。次回は料理を食べたいと思います。