春のアレンテージョ、レンタカーの旅
北部から、毎日少しずつ車で南下していると、
距離が増すごとに春の訪れを感じる。
草原に咲く花々が増えてくる。
こんな道を走り抜けるのは、本当に気持ちがいい。
しかしながら、右側通行の道を左ハンドルの車で走るのは大変だ。
いつも「あれ、こっちの車線でいいんだっけ」と確認している。走っているうちに右車線と左車線のどちらを走るべきなのか、分からなくなってくるから、隣にいるライターさんにも時々尋ねている。「この車線でいいんだっけ」。
それから、右手でのギアを操作にはちっとも慣れない。
ぼくは日本で運転免許を取ったから、ギア操作は左手が覚えている。
けれども、ヨーロッパ大陸では、右車線を運転しながら右手でギア操作をしなければならない。これって本当に緊張する。花咲く田舎道なら対向車がほとんんどないからいいんだけど、古い町に入ったら道路は狭いし一方通行が多くて、神経がすり減る。
とてもじゃないけどポルトガルの道は一人で運転できない。
ライターさんにはナビもしてもらっている。
ミシュランの地図を見ながら道を決めているけど、今回同伴のライターさんは車の運転をしないから道路標識の意味が分からないので、狭い交差点で進入禁止の道に入るように指示されたりする。そんなときは結構慌てる。
もっとも、周囲のヨーロッパ人のドライバーも、やっぱり知らない道を走るときは結構悩んでいるみたいで、ラウンドアバウトや高速道路の合流で、道の真ん中で停まっている車を見かける。そんなほのぼのとした様子に安心したりする。
レンタカーのお陰で、春らしい景色をみつけたら
その場で車を停めて、カメラを持ち出すことができる。
田舎道は静かで、鳥のさえずりと、シャッターの音以外は何も聞こえない。
ディスカッション
コメント一覧
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photo-yatraさん、こんにちは!
いつもすてきなblog & お写真をありがとうございます
今日の写真は 何故か涙が でるくらい 美しいです!
ところで、
ポルトガルでレンタカーをすると,どこの国製の車でしょう?
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mypotteaさん、こんにちは。
写真を気に入っていただけて嬉しいです。
今回はアメリカ系のハーツで車を借りました。車種はヨーロッパだからか、プジョー、シトロエン、メルセデスなどが並んでいます。しかし今回借りた車はフォードです。車種は編集者が選ぶのですが、ぼくはカメラと違って車はぜんぜんこだわらないので普通に運転しています。でもヨーロッパ車の方が運転しやすい気がします。