Thunderbolt 外付けHDD を導入

画像ソフトとMac

写真データ保存用に使っているFireWire800の外付けHDDの残り容量が少なくなってきたから、新しいのがほしいなあ。

と思いながら滞在中のスリランカのホテルでエレコムのアウトレットサイトを見ていたら、LacieのLCH-2B6TTB(Thunderbolt/RAID 0/6TBの外付けHDD)が、なんと39816円で売っていたので、即座に購入ボタンを押してしまった。

それにしてもいいタイミングだ!。
ちょうど2月28日に再値下げしたばかりみたい。以前からこれがほしかったのだが、昨年末はたしか7万円ぐらいしていたから高くて手が出なかった品だ。

それにしても外国にいながら日本のアウトレットショップで買い物が出来るとは、便利な世の中になったもんだ。

帰国の飛行機に乗ったぼくが、成田空港からリムジンバスに乗って自宅に到着するのとほとんど同時に、宅急便屋さんが配達にやってきた。実にシステマチックだね。

スーツケースをその辺に置いて、早速ダンボール箱からHDDを取り出してMacBook Proに繋ぐ。別売のケーブルは、住友電工の1mの長さのを別途注文しておいた。

ThunderboltとMini DisplayPortは端子の形が同じで共用できる。つまり、MacBookPro→Lacie HDD→ナナオL997というデイジーチェーン接続になる。USBには出来ない芸当で、テーブル回りがスッキリしてよい。

3TBのHDを2台内蔵しているから、RAID 0に設定した。合計6TBという気が遠くなるような大容量。しかしもしNikon D800とかうっかり買っちゃったらすぐに一杯になってしまうかも。
さっそくBlackmagic Disk Speed Testでベンチマークをチェック。
ReadもWriteも280MB/s台をたたきだしている。
すごい!早ーい。

ちなみにこれまで使っていたfireWire800のHDDは

林檎派 Twin RAIDer。
RAID 0のストライピングに設定してある。容量は4TB。

Read 50MB/s、Write 73MB/s。これでも導入時はUSB2.0より圧倒的に速くて感激していたものだったが、今から見れば大差ない違いだったかなあ。もはやThunderboltに対してfireWire800は速度を比較するまでもないレガシーな規格となってしまった。もちろんUSB2.0はまったく話にならないからチェックしない。

50GBをわずか3分でコピー完了

で、実際のパフォーマンスはどうか。
MacBookPro内蔵SSDに入っている、スリランカで撮影した写真フォルダをコピーしてみよう。

情報を見たらフォルダ容量はぴったり50GB。
ファイル数が10567項目もあるけど、ほとんどはRAW現像ソフトCapture One のキャッシュやらセッティングやらの8KBとか1.2MBとか小さなファイル。RAWファイルは2500枚くらいじゃないかな。

MacBookPro内蔵SSD(PLEXTOR PX-256M5S)Lacie Thunderbolt HDDへコピーすると

50GBが3分でコピーできる
腕時計で計ったら実測2分57秒だった。早い! 16.5GB/分だ。

これまでのFireWire800のHDDへのファイルコピーは4GB/分だったから12分を要したたところだ。こんな感じで。

Thunderboltの転送速度は、HDの読み書き速度を上回っている。
今後、記録媒体がHDである限りThunderboltよりも早いケーブルは必要ない。

というところで、コーヒーを入れて一段落。
天気がいいからスーツケースから洗濯物を出して洗濯機へ放り込んだ。風も強いし、速乾性のシャツばかりだからすぐに乾く。それ以外の荷物はスーツケースから出さないでそのまま。何故って、明日からバリ島へ行くから、カメラもスーツケースもそのまんま持って行くのだ。ぼくの旅はまだまだ続いているのである。

なお、LacieのLCH-2B6TTBは、製品案内によればファンがないから動作音は静か。(注:文末の<動作音に関して追記-その2>を参照ください)モニタとThunderboltでデイジーチェーンする関係で、モニタのすぐ裏に設置したところ、日中はHDの回転音はぜんぜん聞こえない。しかし、さすがに深夜の草木も寝静まる時間はHDDの回転音が大きく感じる。対策は早寝早起きだろう。

使っていてもっとも気に入ったのは、動作がキビキビしていること。

これまでのHDDは、「システム環境設定」の「省エネルギー」で「可能な場合はハードディスクをスリープさせる」にチェックを入れると、回転数があがるまでに数秒のタイムラグがあった。作業がテンパっているときにいちいちタイムラグは待てないから、このチェックを外していた。

LCH-2B6TTBだと、このタイムラグがほとんど感じられない。体感的にゼロに近い。単に転送速度が速いというだけでなく全体的な動作が迅速だということだ。

ああ、買って良かった。

ThnuderboltのHDDは、早い、安い(?)、静か、と三拍子揃ってお勧めだ。
買うなら今がチャンス!

動作音に関して追記-その1

本機の正面が自分に向くように設置したら静かだったが、その後、側面が向くように置いたらHDの回転音がやや大きく感じた。設置の向きによって音の聞こえ方が違うようだ。結局、正面が自分に向くように設置し直したので静かになった。

動作音に関して追記-その2

初夏になって暖かくなったら昼間でも風を切る音が大きくなってきた。本機はファンレスだからファンの音では無い筈だが、HDの回転音にしては大きすぎる。

どうもファンの音のような気がするので、ラシーのお客さまサポートに電話で問い合わせたところ、電話嬢は「本機はファンレスです。アルミの放熱機構になっております」と言い張るのだが、ぼくが納得しないで電話口で粘っていたら奥へ行って確認してきてくれた。

しばらくしたら萎れた声で「申し訳ありません、設計図を確認したら本機は空冷ファンを内蔵していました」だって。製品案内にファンレスと謳ってあるから買ったのに〜。一瞬、返品しようかと思ったが、ほかに代替品がないためこのまま使い続けることにする。

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