羽田空港からネパールへ出発
夜中の羽田空港国際ターミナルに来た。
これからチェックインだ。
荷物がやけに多いのは、ネパールへの救援物資の輸送をしているため。テント、医療品、そのほかの緊急物資や義援金を預かった。
今から乗るのは全日空シンガポール行き。シンガポールで乗り換えるという大幅な回り道でネパールへ飛ぶのだが、今回はそれが幸いした。というのも航空券をユナイテッド航空で発券したため、アメリカの預け荷物規定が適用されているらしく、１個23kgのスーツケースを２個まで無料で預かってくれる。更にもう１個の荷物も追加料金たったの１万円で受け付けてくれるのだ。
都合３個のスーツケースを合計１万円で運んでくれるとは素晴らしい。ぼくはアメリカ方面へはほとんど行ったことがないからそんなルールは知らなかった（追記：後から調べたら全日空は2015年1月8日発券分からこのルールになっていた）。切符を発券して翌々日にネパール大震災が起きたので、あらためて切符の預け荷物規定を読んだら、そう記されていたので感激したのだった。
聞くところによると、震災から10日が過ぎ、日本の多くの取材チームは昨日取材を終了しすでにネパールを離れたという。それと入れ違いにぼくがネパールに入るのも、神々の采配によるものかも知れない。救援物資を運び、写真を撮り、少しでも人々の救けになれということであろう。