首都カトマンドゥの人々は意外に平常でいるそうだ
今日は、カトマンドゥにいる友人に電話が通じたので現地の様子を聞いてみた。
かいつまんで話の内容を載せる。
携帯電話は一昨日から通じやすくなり、昨日からはカトマンドゥ市内ではほぼ普通に使えるようになった。ただしリングロード以遠では、受けられても掛けられずネットも通じないからスマホは携帯電話機としてのみ機能している。
雑貨店やスーパーも営業再開した。最大手バートバティニ(ネパールのイトーヨーカドーみたいなの)も営業再開した。野菜などを売る路上バザールの多くも戻ってきて、物資には不自由しなくなった。ATMも再開して現金を引き出すことも出来る。
停電も断水もフツーの街
ネパールを訪れたことのある人ならご存知だと思うが、カトマンドゥでは日常から停電・断水があり、バンダ(ストライキ)がおきれば商店は閉鎖されバスも車も動かないから、震災後の現況は数年前のバンダ中とさして変わらず、みんな普通に平常心を保っているだそうだ。子供たちは元気に遊んでいるとのこと。
タメル地区のホテルやレストランが閉店したままなのは地方出身の従業員がみな村に帰ってしまったことも原因のひとつだという。簡単に言うと、ツーリスト向けレストランは閉まっているが、ローカル向け食堂(ダルバートやチャウチャウ)は開いているから、贅沢を求めなければ水も食料もあり、ぼくはネパールに保存食料を持参する必要はない。
建物は、歴史的建築物の多くは崩壊したものの、普通の住宅やビルはみたところ95%は残っている。一般建築物で崩壊したのはよほどの手抜き建築のもののようだ。おそらく、震源地の地震エネルギーはM7.9でもカトマンドゥではずっと少なかったのだと思う。もしカトマンドゥでM7.9もあったらとてもこの程度では済まないだろう。
しかし、崩壊した建物からは腐敗臭が漂うし、道路の清掃もストップしたままなので、町を歩くときはマスクをすべき、とのことだった。
以上は首都カトマンドゥの様子。
ただし、山岳地の村々の被害は計り知れず、救援物資の食料が来ると奪い合いで警察が出動することもあるという。村の家が1/10以下に減ってしまって、ほとんど更地になってしまった村もあるという。
なお、震源地ゴルカ以西は断層の方向性から外れていて被害が少なく、ポカラの日常はほぼ平常とのこと。
そのようなわけで、ぼくがネパールに行ってもそれほど不自由することはなさそうだ。
ディスカッション
コメント一覧
お友達と連絡取れて良かったですね!
今日、101才の男性が瓦礫の中から助けられたそうです!!!
年齢じゃないんですね?大災害でも生き残る人と亡くなる人の差って何なんでしょう? やるべき事がある方は生かされてるのかなあ?
取り合えず、水の確保はあちらでは必須でしょう?(^ー^)
101歳の方の救助は素晴らしいことですね。
うーん、大災害で生き残る人と亡くなる人の差ですか…….
「やるべき事がある方は生かされてる」というケースもあると思いますが、その一方でやるべきことがたくさんあるのに人生を絶たれた方もいると思います。自然界はかくも不公平で不条理だと実感するしかないです…….
水の確保は必要ですねえ。
でも断水だしどうしよう….。いつものことなんですが(^_^;)