曼珠沙華、あたり一面が真っ赤に色づくお彼岸の季節
先週後半のことですが、彼岸花の群生で有名な埼玉県日高市の巾着田(きんちゃくだ)へ行ってきました。見事に咲いています。
自宅から車で行っておおむね道路は空いていてすんなり走ったのですが、巾着田の直前で渋滞が始まってびっくり。
ぼくは裏道を通って駐車場にすんなり車を入れたけれど、表通りは車がずっと連なってました。JR東高麗駅からバスで来た女性に聞いた話では、ふだんなら7分で到着する距離に40分もかかったそうです。そんなに人気の場所だったのか。
彼岸花の群生地へ
巾着田は、高麗川が大きくUの字に蛇行して、近くの山から見下ろすと巾着のように見える新田地なことからそう呼ばれるようになったそうです。川原に沿って曼珠沙華(彼岸花)が自然に群生していることからいつしかお彼岸の季節の観光スポットになったとか。西武線の駅にはポスターがよく貼ってありますね。
ちなみに「高麗」はむかし朝鮮半島にあった国、高句麗のことで、7世紀に敵国の新羅に滅ぼされ、王族ら数千名が同盟国の日本に亡命してこの地に落ちつき、武蔵国の高麗郡と行政的に定められて以来そう呼ばれています。近くの高麗神社の社家(宮司の一族)はこの王の子孫だとか。歴史のスケールを感じます。
さて、表通りから巾着田へ入ると、土手に新芽がヒョロヒョロと生えています。お皿に並べたらアスパラガスと思って食べてしまいそうです。
そんなところもありますが、群生地はなかなかすごく、真っ赤に染まっていました。ちょうど、先の土日がピークな感じ。
実はこれも仕事なんだけど使うのは2カットだから、持参したのはシンプルな機材でLumix G9 + VARIO-ELMARIT 12-60mm /F2.8-4.0 のレンズ一本勝負(フルサイズ換算24-120mm)。
曼珠沙華のアップを撮るのはちょっと大変で、やっぱりボケがキレイな望遠レンズを持ってくればよかったかも。
アマチュアの方々の方がよっぽど大型機材を持っています。曼珠沙華を背景にして愛犬を撮影している熟女の方は、ソニーα + 135mm /F1.8という大口径レンズをつけていてその気合いに圧倒されます。定価27万円のレンズですよ。デジタル時代はすごい時代だなあと感心します。たぶん写真はインスタで見られると思う。
それにしても真っ赤な絨毯のような群生ぶりは見事で、本当に自然に生えているのか?と疑問ですが、市の案内係に訊いたら本当に自然にこうなっているんだそうです。
。ただし、昨年・一昨年は新型コロナ対策で観光客が来ないようにすべて伐採してしまい、今年は3年ぶりの開花なので、曼珠沙華も張り切っているのか普段より多く咲いているのだとか。ちょうどいい時期に来られてよかった。撮影は無事に終了しました。
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