台風一過の翌日は、空気が澄んで風景写真を撮らないわけにはいかない
先週は台風14号が本州に上陸したが、日曜日には台風一過で空がきれいに晴れていた。久しぶりに鮮やかな夕日が拝めそうなことに午後4時過ぎになって気がついて、急いでカメラを持って狭山湖へと車をとばしてきた。
ちょうどいいタイミングで湖畔に着いた。手前にあるのは貯水塔。
トトロの森から見える月
狭山湖はうちから30分ほどの狭山丘陵にある湖。「となりのトトロ」の舞台になった武蔵野の里山の風景はこのあたりがモデルだ。狭山湖のダムの上に立って、くるりと夕日に背を向ければ住宅街と森が見える。そこが「トトロの森」だ。
この森には公益財団法人 トトロのふるさと基金によるトトロの森1号地がある。ナショナルトラスト運動の「トトロの森」を聞いたことはあると思う。1号地に行ったことがある人は、上の写真のどこに1号地があるか分かるだろう(たぶん)。あ、ちょっと写ってないかな。「トトロの森」は現在この近辺に47番まで数えられている。
トトロの森から、見上げれば赤い空に黄金色の月が幻想的だ。
満月まであと2日。
湖畔からは黒富士
そしてまた湖に目を向ける。ダムの欄干にもたれて狭山湖と富士山を見つめる人々。
富士山は東京のどこからでも見えるが、夏は地平線近くに雲が多いため隠れていることが多い。しかし今日は台風一過で空気がスッキリ。あ、狭山湖は東京都ではなく埼玉県にあるのだっけ。でも狭山湖は東京都水道局が管理する東京の水がめなんで、なんとなく東京都の物件のようにわたくしは感じておる。所沢市民の方々すみません。
夕日が地平線というか森の向こうに沈むにつれて、空が一層赤くなってきた。ぼくの隣には富士山を狙う三脚が並んでいる。みんなアマチュアみたいだけど、今どきは誰もがちゃんとした三脚を持っているね。
ぼくは手持ちで撮影しました(汗)。カメラを手で持っているのは、ぼくのほかには、中国語を話す女性ふたりと、ベンガル語みたいなのを話すインド風の人だけだった。狭山湖は外国人にも人気らしくて、自転車で走ってる西洋人とかよく見かける。なんでこの辺に外国人が大勢いるのかな? 景色が有名なのだろうか?
ぼくは夕日を撮るだけのつもりだったんで三脚を持ってこなかったら、思いがけず富士山もきれいだったという用意の悪さが自分でもちょっとまずかったかなあという展開だったのだが、カメラの手ブレ補正機能のお陰で換算400mmの望遠レンズでも手持ちでブレなく撮影できたのだった。三脚はなくても困らなかったな。
黒富士というか赤富士というか、クリアな写真が撮れた。これは実はあるお仕事に使う写真で、3ヶ月前から狙っていたイメージがようやく撮影できた。よかった。
暗くなってきて一番星が輝きはじめた。そろそろ帰るとするか。
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