建築写真は晴天で撮れ! やっぱり晴の日に撮った写真がきれい
今年のNHK大河ドラマの主人公、渋沢栄一の取材をするために彼の故郷の埼玉県深谷へ行ってきた。うちから高速道路を通れば片道1時間半の距離なんだけど、日程は2日間であくせくしたくないから深谷のホテルに一泊することにして、カメラと着替えを持って出発した。
風景や建物の写真は結果が天気に左右される。天気予報をチェックしながら取材日を決めるんだけど、せっかく決めても天気のことなので崩れることもある。一昨日は天気があんまりよくなくて、だんだん曇ってきて、最後に訪れた青風亭はご覧の通り、どんよりして陰気な写真になってしまった。
このまま納品しようかと思ったけど、翌日ホテルで起きたら見事な晴天で、しかも朝はやや時間に余裕があったから、再撮影に行くことにした。やっぱりホテルに泊まることにしてよかった。朝9時の開館時間に到着して、いそいで外観だけパチリ。
それにしても曇天と晴天では同じものを撮ってもずいぶんと結果が違うなあ。この仕事を30年やってていつも思うけど太陽の力は凄いなあ。
青風亭は、大正15年に当時の第一銀行頭取の古希を記念して東京世田谷に建てられたスペイン風のホール。屋根瓦やアーチがスペインっぽい。大正5年に渋沢栄一の喜寿を記念して建てられた英国農家風の屋敷、誠之堂のとなりに建っている。下が誠之堂。
誠之堂の背後にチラリと見える赤レンガ風の建物は深谷市大寄公民館。青風亭と誠之堂のふたつの建物は、世田谷にあった平成10年ごろに取り壊す決定がされたところ、深谷市が譲り受けて公民館の敷地内に移築した。
ホテルに泊まった日はちょうど日曜日だから本場の深谷で「青天を衝け」を観られると楽しみにしてテレビをつけたら、パラリンピックの中継で放送延期になっていた。「青天を衝け」は、昨年の大河「麒麟がくる」がコロナの影響で収録が一時中止になったことで放送終了が今年の2月にずれ込んだあおりを受けて開始が遅れたうえに、オリンピックとパラリンピックで5回分も休止して、そんなに何回も休んで話がちゃんと進むのか心配になってしまう。
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