一箱500円のスカスカのマスクはウイルス対策に効果あるのだろうか
一昨日は、埼玉県行田市のさきたま古墳公園へ行ってきた。埼玉県は、古くはずいぶんと栄えていた土地らしい。古墳がたくさんある。
夜はそのへんのホテルに泊まって大浴場で湯に浸かっておくつろぎだ。チェックインのときに脇に「ご自由にお取りください」と書かれたマスクが置いてあったので、一枚もらってきた。
で、このマスクを口にかけてビックリ。ペラペラでスカスカ、通気性がよく、この暑さと湿気のなかでマスクをしていてもちっとも不快でない。
箱を見たら、雑貨店などで50枚入り500円で売ってるマスクだった。いやあ、夏に最適のスグレモノのマスクだなあ….と思ったかというとそんなことはなくて、こんなに通気性がよかったらマスクをしていないのと大差ない、ウイルス対策には役に立たないのではないか、と思った。一箱50枚入り500円ってこんな性能なのか。一昨年までは確かこの値段でもうちょっとしっかり作ってあったけどなあ。最近は粗製乱造が進んでいるのか、こんな気休めだけのためのマスクがあることを知らなかった。
デルタ株(インド型)の感染力の前に効果は
多くの人はすでに正常化バイアスになっていて、コロナ騒動は終わった気になってる人も少なくないようだ。さきたま古墳公園では、犬を連れて散歩している近隣のおじさんとすれ違ったときに「マスクしてたら暑いでしょう。外したほうがいいよ」とにこやかに言われたのでぼくは「そうですよねえ」とマスクを外してしまった。ほとんど人がいない屋外でマスクをする意味はないから、これはもっともな話です。とにかく暑いしね。
東京の町中は人の流れが平常と変わらない。
そんななかで気になるのが、デルタ株(インド型)の感染力が従来型に比べてかなり強いこと。このところ感染者増加の原因になっている。それなのに多くの人がこんなスカスカなマスク(ウレタンマスクも同様)をして街へ繰り出しているようでは、この夏はどうなるやら。これまではなかった交通機関でのクラスター発生もあるかもしれない。
ワクチンを2回接種していれば、感染しても重篤化しない(しにくい)から普通のインフルエンザと大差ないということなので、ワクチンを接種する方が早いか、デルタ株に感染する方が早いか、時間との戦いが鮮明になってきた。ぼくは、重篤化しないとしても味覚や嗅覚がなくなったらつまんないから、やっぱりコロナにかかりたくないな。
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