特別定額給付金の10万円が振り込まれていたよ。意外に仕事が速いね
スマホで貯金通帳アプリをチェックしたら、特別定額給付金の10万円がすでに振り込まれていたことに気がついた。申請したのは5月19日で、入金は26日だったから、ちょうど一週間で入金完了したことになる。結構仕事が早いのではないかい。
スマホで完了、10万円の申請
ぼくはスマホでオンラインで申請した。
オンライン申請できるのはマイナンバーカードを持っている人だけだそうなので、あまり使う機会のないカードだが持っていてよかった。もともとマイナンバーカードはこのようにオンラインで諸手続が完了できる仕組みの筈で、あれば便利なものだ。
手続きは特に難しくはない。ぼくが唯一引っかかったのは、手続の途中「マイナンバーカードをスマホにセットする」と表示されたとき。え?セット?セットするとはどういう状態をいうのだろう?
「セットする」はマイナンバーカードのICチップに、Androidスマホ裏面の四角いFeliCaマークを重ねた状態のことを言うのだそうだ。実は分からなかったので広報に電話して訊いたのだ。
こうすればカードとスマホが交信できるそうだが、ぼくのスマホは外国製Google Pixel3aなのでFeliCaマークが無かった。とかなんとかで位置合わせがセンシティブすぎたものの、無事に申請は完了した。
ネットをみてると未だに申請すら出来ない人が結構たくさんいるみたい。マイナンバーカードを持ってなかったら郵送で申請しなければならないそうで、今時ずいぶんアナログな話ですな。
住民からの封筒がどっさり届いたら、自治体の役人は開封して書類を確認して整理して…と手作業でしなければならないことが多くて大変そうだ。もしかしてそれで残業になったらマンパワーの無駄遣い。オンライン化が進んでいたら、今頃は日本の住民全員に10万円が振込完了していたころだろうに。
オンライン化が進まないのは何故?
たまに、仕事でびっくりするぐらい不思議な作業をすることがある。
『メールで届いたPDFファイルをプリントして確認し、ハンコを押してスキャンして再度PDFにしてメールで送付する。その後に原本を郵便で送る』みたいなやつ。
これじゃあ昭和の頃から仕事の進め方がちっとも進歩してないじゃんか、日本どうなってんのよ、と夜空を仰いで悲嘆したくなるけどよく考えたら昭和の頃はメールもスマホも存在してなかったですね。
マイナンバー制度は先進国ではどの国もずっと昔から導入されていて、個人情報保護に異様にうるさいあのアメリカ合衆国でもマイナンバー無しの人(外国人留学生とか)はコンビニのバイトにも採用されないほど徹底して運用されている。
アメリカではマイナンバーというヘンな和製英語でなく社会保障番号Social Security numberといいますけど、行政の効率化には欠かせないというか当たり前の制度で、これが無かったらまるで明治時代、いや西部開拓時代です。
申請は簡単だったが、実は
役所では、実はマイナンバーと住民基本台帳が繫がっていない。ということは、申請書に誤記入があっても申請完了することがある。
住民でない人に10万円を振り込むわけにはいかないので、役所ではなんと!膨大なオンライン申請書をプリントして、役人が目で住民基本台帳と付け合わせをして全項目を確認しているそうだ。
これほどまでに中途半端な仕組みなのは導入時に「マイナンバーはプライバシー侵害が心配」という声が大きかったため。
むろん個人情報保護については慎重にしたい。でもね、今やみんな、どこで何をしてるか、誰と何時間会ったかをGoogleに完全に把握されているのに、そっちは心配しないのですか。
こういう怖ろしげな記事 を読まなくても、自分が訪れた施設がいつまでも地図に表示されているのを見れば分かるよね。へたすりゃあ不倫現場をGoogleに抑えられている上にしどけない会話もマイクを通して聞かれてるのに。
コロナ騒動のお陰でわが国はびっくりするぐらい危機対応が遅いことが判明してしまった。いや、以前から分かっていたことが鮮明化した。昭和で止まっていた頭を切り換えて、効率化を進めて21世紀の輝く日本を創り出したいものです。
「10万円給付が遅い」といわれのない非難に反論する千葉市長のツイは涙なくして読めない
申し訳ありませんが、全ての自治体は与えられた環境下で最も早く申請・給付できるように土日も返上、深夜まで民間事業者とともに作業をしています。
「未だ発送できていない」と、自治体側の努力が足りないかのような表現は自治体職員がいわれのない批判を住民から受けるので慎重に願います。 https://t.co/OTbk9bxbhV— 熊谷俊人(千葉市長) (@kumagai_chiba) May 11, 2020
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