Lightroom 4 導入

画像ソフトとMac

ぼくが使っているRAW現像ソフトは、

Capture one 6 pro
Silkypix pro
Nikon View NX2
Photoshop CS6 Camera rawの4つだ。

RAW現像ソフトは、開発会社の考え方や方向性が如実に反映されるソフトだ。アート系やエディトリアル系など諸々のフォトグラファーからの時に相反する要求のどこにどう答えるか、設計者のセンスが感じられて面白い。

ぼくがメインとして使っているRAW現像ソフトはCapture one 6 proだ。中判カメラ・フェーズワンの現像ソフトであり質の高い画像が得られること、マッキントッシュを開発プラットフォームにしているため操作性に優れること、主にこの2点を重視した選択である。

3年前まではSilkypixをメインにしていたが、操作性と現像時間がC1proに及ばないことから、あまり使わなくなってしまった。例えば、日中に撮影した300枚の写真に手を入れて現像を終えるまでの一連の作業が、C1proなら2時間で終わるのに、Silkypixだと4時間かかる。これだけでも毎日の仕事道具としてC1proの方が使いやすい。

そして、ニコン純正のCapture NX2は、操作方法に馴染めず、試用だけして登録ユーザーにはならなかった。
NX2は有料だけあって優れた機能が多数あるソフトだが、いかんせんそれら諸機能を統合する使い勝手が洗練されていない。

このソフトは、例えば、今日撮った300枚の写真をすべてホワイトバランスだ微調整する、といった使い方ができない。いや、できるんだけど、操作性の事情でこれだけで1日仕事になってしまう。C1proやSilkypixならあっという間に出来ることなんだけど。だから、ニコン純正ソフトを使いたいときは、カメラに付属しているView NX2を起動して、2〜3枚現像したらPhotoshopに渡すことにしている。

もっとも、どのソフトも、それぞれ他社製にない優れた機能があるから、メインでないというだけで今も使い続けており、いずれもなくてはならないソフトだ。

最近、ぼくはもうひとつRAW現像ソフトを使うようになった。
Photoshopと同じ画像エンジンをもつLightroom 4だ。

もともとPhotoshop Camera RAWによる現像結果が、写真らしいパキッとした画像が得られるので好感を持っていたこと、そして現像スピードがC1proよりも速いことなどから、この度導入した。雑誌の仕事(取材仕事ともいう)はスピードが重視されるので、現像が早いというのはプロ用ソフトとして欠かせない機能だ。

それにしても、ニコン純正ソフトにこの点が欠けているが残念だ。ニコンは報道用のカメラを作っているメーカーだからスピードがこの上なく重視される分野のことをよく知っている筈なのだが。

つづく。

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