カメラが超絶優秀と高評価スマホ Google Pixel3a で撮影開始
今から1ヶ月くらい前のことになるが、カメラの性能が超絶優秀という評判を聞いてGoogle Pixel 3aを購入した。
パソコンはMacしか使ったことがなく、Windowsは触ったこともないぼくだが、スマホはずっとAndroidを使っている。
フツーはパソコンはWin、スマホはiPhoneが日本では一般的だと思うが、ぼくはその逆。理由は、旅先で高価なスマホをなくしたらイヤなことと、スマホは通信が普通に出来ればそれで充分で高性能を求めていないこと。
そして、これまでは安価なAndroidで不満は無かった。
が、この初夏に発売されたGoogle Pixel 3aのカメラ機能が超絶素晴らしいと聞いて、心が動いた。5万円弱という価格は業務用と考えれば安いということにして、Googleのサイトでポチってしまった。発注後、数日で香港から自宅に届いた。
使い勝手は、液晶モニタの長辺が長く、手で持った時のバランスがとてもいい。Google製スマホだから、Google Mapを多用するぼくにはOSの安定具合と併せて使いやすさに期待が持てる!ような気がする。
落として壊したらショックだから、対ショック機能がある枠をアマゾンで購入した。RhinoShield のバンパーケースが結構有名みたいなんだけど、アマゾン以外ではあまり扱われてていないようだ。
バンパーケースといってもケースというより枠なのだけど、だからバンパーと言うのかな、掌にかかりがよくなって一層持ちやすくなった。これで落とさずに済んでいる。
レンズは1個のみ。
使い勝手は、ASUSの方が設定項目が多くて痒いところに手が届く感じで、Googleはアメリカ企業らしく(?)大味な印象。よく言えばシンプルで必要充分。5万円弱の価値はある!ような気がする。
使い勝手はネット上にレポート記事がたくさんあるので、くどくど書かない。OSのアップデートが3回まで保証されているから、2022年までは余裕で使えるだろう。
夜景モードの性能はいかに
早速、でもないけどPixel3aを外に持ち出して手持ち撮影してみた。ここはマドリードの中心部、ソル広場。スペインのゼロマイルが置かれている広場である。ちなみにApple Storeも写ってないけど左側にある。
Google Pixel 3aの夜景モードでJPG撮って出しは、縮小した以外は手を入れていない。ちょっと暗い感じだね。Pixel 3aのカメラアプリで露出を調整すればいいのかな? このカメラアプリが使い方がよく分からなくて…。トホホ。
そこで、写真をMacに移して、少し明るく修正したのが2枚目。写真関係のソフトはPhotoshop CCしか持ってないからフォトショを使ったのだが、まあいい感じの写真になった。ブログに掲載するならこれで十分。
しかしながらやっぱりというか、スマホの撮って出しデータは余裕が無くトーンカーブを少し動かしただけで破綻して、扱いにくかった。後処理のことを考えたら一眼の方がよい。当たり前だね。
ソフトパワーで夜景撮影
これまでは、夜景など光量の少ないところでは大きなセンサーを搭載したカメラでなければ、写真はきれいに撮れないとされてきた。
スマホに搭載されているセンサーはツメの先ほどの極小センサーだから、その性能は一眼に比較すべくもない。しかし、Googleはハードではなくソフトの力で写真を綺麗に仕上げることに成功した。一度に写真を何枚も連続して撮影し、それをカメラ内で合成してなめらかなトーンを作り上げるという方法だ。
実は、この方法はすでにあったし、ずいぶん前からPhotoshopでも出来たからフォトグラファーにとって目新しくはない。ぼくもこの方法をとってMacで写真を仕上げたことがある。
が、この機能をスマホに搭載して、撮影するだけでほかになんの操作をすることなく完成写真ができあがるようにしたのがPixel3aの革新的なところだ。
センサーはソニー製だから、ハードもこのクラスでは最高性能であることは間違いない。ソフトとハードのパワーで夕焼けもきれいに写る。空の色は適度な深みと鮮やかさがあり、好感が持てる描写だ。
Lumix G9と比較してみよう
はたして一眼と比べてどうなのだろう? ちまたでは一眼と比べて遜色ないという声が多いが、そうなのだろうか。実は、そう聞いてぼくはPixel 3aを買ってしまったので、遜色あったら嬉しくない。
リスボンのテージョ川を見渡すサンタ カタリナ展望台にやってきた。
三脚を使っています。Lumix G9を三脚に付けて、そのホットシューにPixel 3aを載せて、同一構図で撮影した。
Pixel 3aは、ホワイトバランスとかいろんな設定をきちんと詰めておらず、初期設定のママ撮影した。というかどこでWBとか設定するのかな? どうもオートホワイトバランスになってるみたいで、夕景を撮影すると過剰補正されて雰囲気がイマイチかなあ。ともかくよくわからないまま撮影しているという状態なのであった。
この上がりを見るとLumix G9の方がずっとよい描写だ。Pixel 3aは巷でいわれているほど、一眼よりスゴイわけではない気がする。
もしかしてよく見かけるベタ褒めレビュー記事は、気合いを入れてたくさん撮って、その中から綺麗に写っている写真を並べているのかな? たしかにぼくがライターならそうすると思う。
で、Pixel 3aの夜景カメラ性能なんだけど、けっこうスゴイとは思うけど、今のところは一眼と比較するほどでもないか、という感じ。しかし写真撮影の主な用途がブログ掲載ならこれで充分な性能だ。とはいえ、スマホの写真画質が一眼と比較するレベルにまで来たのだから(どっちだw)、えらいことではある。
スマホ史上最高のカメラ機能
Pixel 3aは、昨年発売されたGoogle Pixel 3が10万円超で高価すぎて売行き絶不調なのを受けてGoogleが急きょ発売した廉価版スマホだ。肝心のカメラ機能はPixel 3と実質同じで価格は半額以下というハイコストパフォーマンス機。詳しくはこちらのリンクを参照。
Pixel 3aの天下は短かった
この夏、スマホのカメラ性能はPixel3aが最高最上で、iPhone Xをぶっちぎりで引き離していた。が、先日、iPhone 11が発売され、それがなお凄い夜景性能らしく、追い抜かれてしまったようだ。はPixel3aの短い天下であった。
とはいえ、あちらはオーバー10万円、こちらはレスザン5万円だから、コスパを考えればPixel3aの勝ちだ。それに11には負けてもXには圧勝だしね。などと精神的勝利宣言してみても仕方がないけどよ。それにしてカメラの性能競争は激烈だね。
Pixel3aのカメラは普段使いには不満のない性能で、ブログを書くだけなら一眼はいらないとも思った。しかしプロカメラマンとして、さすがにスマホをメインカメラにできるワケではないことが分かったので、これからも一眼使いとして写真を撮っていく旅するフォトグラファーなのであった。
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