残暑を乗り切るために買った温度計が予想外にスグレモノで嬉しい
ぼくの仕事部屋は北向きだから、今の季節なら早朝はわりと涼しい。たいがいは冷房を入れなくてもMacの作業ができる。
快適にキーボードを打てて仕事がはかどる時間は天気によるけれど、朝10時くらいまで。11時に近づくと暑くなって、頭がボーッとしてくる。それでも冷房を入れずに仕事を続けていると、ふと気がつくと半分寝ながら作業して、マウスをどう動かしたのか直前の作業を全く覚えていないことがある。
居眠り運転は手にしているのがハンドルだろうがマウスだろうが大変危険だ。大切な写真データが大破しかねない。
ぼくは、気温26度なら暑さを気にせず快適に作業できる。
27度だとやや暑い。そして29度になると額に汗を書いてボーッとする。この2〜3度の違いがかなり大きく仕事の能率に影響する。
だから気温27度を超えたらクーラーを入れるようにしたい。しかし、これまで机の上に置いていた温度計は無印良品の旅行用の小さな品で、持ち運ぶにはパーフェクトな仕様で愛用しているのだが据置として使うには小さすぎて視認性がイマイチで室温の変化に気がつかないことが多かった。
デザインのよい温度・湿度計を発見
そこで通販で適当な温度・湿度計を探すことにした。デスクトップに置くモノだから、スッキリとしていいデザインの温度・湿度計がいいのだけど、なかなか見つからない。
時計を兼ねていたり、ヘンなロゴがプリントされていたり、余計な表示が多すぎる。どうして日本のプロダクトデザインはこんな無駄が多いのかなあ。
あちこちサイトを見ていたら、中華製ではあるがなかなか優れたモノが見つかった。
メーカーは秒秒测(ミャオミャオスー)という、北京の医療用測定機器会社。
しっかりした会社でクオリティはよさそうだ。
温度と湿度だけがスッキリと表示されて、メーカーのロゴもない。
よくみると湿度のパーセントのところにヘンな顔が表示されていて、これは最近の流行で熱中症予防を顔の表情の変化で表しているらしい。
取説には簡体字で設計可愛而直観と書いてあって、日本語の可愛いは中国でも普通に使われるフレーズなのだなあと感心したのでこの表示は許容範囲内とします。
E-inkで視認性が抜群
売り文句は下の3つ。
- 業界初のE-Ink 表示
- ドイツのレッドドット賞を受賞したデザイン
- 高精度のSensirionセンサー
表示に電子書籍でお馴染みになったE-inkを採用している。くっきりとして、広視野角なのでどの方向から見ても数値がハッキリと見える。視認性がたいへん高い。これが安物液晶だと、方向によって見えなかったりすることがあるんだよな。
ドイツのインダストリアルデザインとして知られるレッドドット賞を受賞している。レッドドット賞は、2008年のプロダクトデザイン部門は世界51ヶ国から3,200点超の応募がありそのうち676点が受賞しているというから、審査はまあまま厳しいようだ。
ちなみに、日本のグッドデザイン賞は応募数4789点のうち1353点が受賞している(2018)から、やや審査が甘い感じ。
サイズは6.5cm×6.5cmでデスクトップで見やすく、主張しすぎない適度な大きさ。
厚さ0.8cmで薄い。
マグネットが付属していて冷蔵庫に着けることもできる。
薄暗い室内でもよく見える
何日か使ってみたが、E-Inkの見やすさは素晴らしい。夜間に室内照明を落とすと、液晶モニタは表示が見えなくなるが、E-inkはクッキリと見える。
左のセイコーの時計は、何年か前に海外旅行用として買ったものだが、ヨーロッパやバリ島の薄暗い部屋ムーディな部屋では液晶表示が見えにくくて不便だったので使うのをやめて、いまでは自宅の洗面所に置いてある。
電波時計だから時刻は正確なんだけど、視認性が悪いと旅行中にストレスになる。
E-inkの性能は凄いな。さすが読書用だけのことはある。これの時計もあればほしい。それにしても最近の中華はいい製品を作るようになりましたな。
Amazonをみると、販売元がスマホメーカーのあのシャオミ(小米科技)と、ほかに何社かあるようだ。秒秒测は小米のグループ企業みたいだね。どこで買っても値段は1600円前後。気に入って、リビングルーム用にもうひとつ買ってしまった。
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