インターネット接続料金を見直したら月々の支払いが半額になった
GW中のことなんですが、老齢の両親が、通信費の支払いが高額なのでなんとかならないかとこぼしていました。
父はMVNO格安スマホ、母はドコモの携帯電話を使っています。そして家庭内のインターネットは光フレッツ。領収証をチェックしたら月額料金はこうなっていました。
- (父)格安スマホのOCNモバイルone 【975円】
- (母)ドコモの携帯電話 【2000円】
- 光フレッツのプロバイダー料金・固定電話基本料金込み 【4800円】
- BIGLOBEのメールアドレス【1188円】
❹は何かというと、父が昔使ってたBiglobeのメールアドレスを維持するためだけに月額200円のベーシックコースにしたつもりが、なぜか月額税込1188円のコースになっていたことが判明したものです。まったく無意味に千円も払ってるなんて耄碌してるんじゃないの。早速無料のgmailに変更しました。
ほかに、なんかいい方法がないかなーとググったら、格安SIMのOCNモバイルoneが容量シェアというサービスを始めたことを知りました。例えば月10GB/1700円のコースに加入したら、その10GBを5人でシェアできます。イメージはこんな感じ。
なんか安くなりそうですねー。
SIMカードを3枚申し込む
検討した結果、今回はOCNモバイルoneのSIMカードを3枚注文することにしました。なんでモバイルoneを選んだかというと、ぼくが既に使ってるから、というのが主な理由。それにNTTコミュニケーションズが運営していて安心だしね。容量はとりあえず10GBを選び、それを父のスマホ、母のスマホ、パソコンの3つでシェア。
かねがね母が「わたしもスマホがほしい」と叫んでいたので、これを機会に母を主契約者(SIM1枚目)にして申し込みました。ちょうど令和おめでとうキャンペーンというのがやっててシャープのスマホがSIMと同時購入で市場価格1/3のたったの9000円で買えるので母用にします。ラッキー。
しかしあのアナログな母にスマホが使えるかという一抹の不安をよそに、数日後にSIMカードは順調に送られてきました。
通信環境を変えるにあたって、することがいくつかあります。
- パソコンのインターネット利用もモバイルoneでまかなう
- よって光フレッツが不要になるので解約する。同時に固定電話も解約
- 母の携帯電話番号をドコモからモバイルoneへナンバーポータリング
❶について、自宅でのネット利用が少ない人が、テザリングでインターネットをまかなっていると聞いていたので、両親宅でもこの方法を導入することにしました。これによって❷高額な光フレッツが不要になり、大幅な経費削減が期待できます。
❸はキャリア変更後も同じ携帯電話番号を使いつつづけるための手続き。たいして難しくないです。ドコモショップへ足を運ばなくてもネットで完了しました。
自宅のインターネットもSIMカードで
はじめは、スマホのテザリング機能を使ってパソコンでネットすればいいと思っていたのですが、それではスマホの電力消費が激しいし、繫がらない事態も頻繁におきそうです。
そこでモバイルルーター(ポケットWiFi)の利用を考えました。しかし、ぼくはモバイルルーターを使ったことがないからよく分からなかったのですが、これも電力消費の点から使い勝手に難がありそうです。
いろいろ探していると、モバイルルーターの据え置き型とでもいったらいいのか、AC電源が使えるホームルーターという機器があることが分かりました。こちらです。
右はPanasonic Lumix G9。
安くて性能のいいホームルーターを探したところ、KDDIが関西で展開中の事業で使うSpeed Wi-Fi L01Sという高性能らしいモデルが、中古で多く出回っているのでポチ。
支払い額は4000円ほどで、ほとんど新品同様でした。上部にauのロゴがプリントされています。LANポートが2口あります。
製造メーカーはあの!フアウエイ。年老いた両親のログが中国共産党に抜かれたりしないか不安な気もしますが、データ通信の内容はどうせ老人会のメールとか家庭菜園日記とかですから中国公安局に読まれても困ることはないでしょう。
底部にSIMカードの差込口があります。
ここにモバイルoneのSIMカードを差し込んで、設定はMacでしました。L01Sの設定の仕方はauのサイトのこのページに書いてあります。
しかしなかなかデータ通信が開通しないので焦りましたが、基本設定の通信モード設定を「ハイスピード」にしたら、あっさり開通しました。これに気がつかなかったので数時間を浪費したですよ。
電波の強さは、L01Sの上から4つの緑色LEDで表示します。リビングルームに置いたら4つ全部点灯していて、電波の強さはいい感じ。このルーターからパソコン2台にWiFiを飛ばします。LANケーブルで繋いでもOK。父の古いWindowsパソコンでは接続スピードも速く、なんら問題ありません。
ぼくは、よくスマホからテザリングでMacBook Proでネット閲覧します。通常のネット閲覧ならこの方法でよいことは分かっていたのですが、このホームーターSpeed Wi-Fi L01Sでも問題なくできたのでホッとしました。
スマホも新規で2台購入
せっかくなので、父のスマホも更新しました。今回購入したスマホは、SIMロックフリーの Zenfone 3 laser と シャープAQUOS sense2 SH-M08。どっちも地図やSNSを見る程度の利用なら十分な性能です。
右のシャープ SH-M08はやや細身で持ちやすかった。ぼくが使いたいくらい。
月々の支払い料金が半額になった
今後の通信関係の月額支払い料金は
- 母のSIMカード(音声つき)10GBプラン 【税込】3240円
- 父のSIMカード(容量シェア・データ通信専用) 【税込432円】
- モバイルルーター用SIM(容量シェア・データ通信専用) 【税込432円】
ほぼ半額です。これでスマホ2台とパソコン2台のネット接続がまかなえるのです。両親は液晶モニタでは動画を見ないからスマホとパソコンを合計しても10GBで足りる筈。たぶん。データ消費量はアプリでチェックできます。消費量によって今後のプランを設定し直します。
それから4014円に別途の電話料金が使用に応じて加算されます。これは二人合わせても月額数百円でしょう。
❶が主契約者。音声つきというのは携帯電話番号付きという意味です。10GBプランとSIMカードで合計税込3,240円です。
❷はデータ通信専用SIMカードなので090/080で始まる携帯電話番号がありません。そのかわりIP電話で050で始まる電話番号を取得しました。通信会社ブラステルが提供しているIP電話で基本料金無し、電話番号は相手先に表示され、音声も問題ないそうです。
IP電話はNTTが提供している050Plusを契約する方法もあります。実はぼくは050Plusを契約していて、もっぱら携帯電話はこちらを使っています。IP電話なので世界中どこにいても受け取れるからです。電話料金も日本の固定電話相手に世界中どこから掛けても8円/3分ですしね。
モバイルoneのくわしい料金体系はこちらを参照して下さい。
この記事はアフィリエイトではなく、執筆にあたってOCNから何の提供も受けていません。
記事中のリンクをクリックしてもぼくにはなんの利益もありません。
モバイルone導入の初期費用は4092円
今回の両親宅の場合、初期費用として、初期手数料3240円(税込)+データ通信専用SIMカード手配料426円×2枚=852円(税込)=4092円(税込)が必要でした。
ただし格安SIMは各社いろんなキャンペーンをしていて、申し込むタイミングなどによって初期費用が異なります。これより多いことも、少ないこともあります(そんなに大きく違いませんが)。
というわけで、OCNモバイルoneの容量シェアを使った通信料金削減大作戦は大成功で終了しました。
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