神戸のオーベルジュで「世界一の朝食」を食べてきた
ぼくはいつも朝食をしっかり食べる。いい仕事はいい朝食から生まれる。というワケで、神戸に来たので撮影開始前にあの名高い「世界一の朝食」を食べることにした。
宿泊したのは神戸北野ホテル。三宮駅から緩やかな坂道の山手通りを登って15分ほどのロケーション。到着して早速外観を撮ったらバッチリ電線が入ってしまった(この写真は仕事でなくブログ用)。こんな立派なオーベルジュを撮影してどうやっても電線を外すことができないのは、日本ならではの現象だよなあ。ヨーロッパでは電線は地中化されているから。
オーベルジュとは「宿泊施設を備えたレストラン」のことで元はフランス語みたいだね。スペイン語ならオスペデリアかな? 「レストランを備えた宿泊施設」では単なるホテルになってしまい、オーベルジュとは異なる。
神戸北野ホテルも基本的にはレストランで、総支配人をシェフが兼ねている。
部屋は「洋風ホテル」という感じ。適度な広さで申し分ない。バスルームの石鹸はクラランスで香りも肌触りもよかった。
神戸北野異人館街を散策する
チェックインして、一休みしたら近隣へ散歩に出かけた。カメラは例によってSONY RX100M3を一台だけ。オフの時はこれしか持っていかないのさ。異人館街はすぐそこ。
坂を登っていったら北野天満神社に着いた。ここがもっとも神戸らしい景色(のひとつ)かな。北野天満神社は平清盛が京都から勧請した歴史ある神社。社名の「北野」が町の名前、ひいては神戸北野ホテルの名前になっている。
明治に神戸が開港されるまでは、ここから海岸までは畑しかなかったそうだ。境内にいる人は中国語をしゃべってる人が多いけど台湾人かな?
神戸らしい風見鶏の写真。
日が暮れてきた。東京よりも30分くらい日が落ちるのが遅い感じ。まだ空に明るさが残っていると得した気持ちになるね。
夕食は、神戸牛を食べにオーベルジュの近くのステーキ料理店に入った。
山手通りを歩いていて、たまたま入った店はステーキアオヤマという家庭的な店。外国人に人気らしく、シンガポール人やアメリカ人の客がおずおずと旅の話をしていた。右側の、ステーキが焼けるのを見つめている黄色い服の女子はツーリストのシンガポール人。
ステーキアオヤマはトリップアドバイザーを見たら「神戸市レストラン」で堂々10501軒中2位の高評価だった。さすが外国人が多いわけだ。しかし同店は「神戸市のステーキ」のくくりでは192件中4位なのだけど、これってどういうワケで順位が下がるのだろう?
ともあれ、神戸牛はおいしうございました。
オーベルジュに帰る前に、中華街へ寄ってきた。旧正月の飾りかな? 異世界っぽい雰囲気がただよう感じ。神戸は少し歩くだけで、異人館街や中華街、デパートや商店街があって、何かと便利で暮らしやすそうな町だな。住むなら神戸がいいな。
いよいよ世界一の朝食へ
前置きが長くなったけど、翌朝、7時30分から朝食が始まった。
神戸北野ホテルの料理長の山口氏の師匠は、ヌーヴェル キュイジーヌの旗手でミシュラン3つ星獲得のシェフ・ベルナール ロワゾー氏。阪神大震災以前は神戸にロワゾー氏の店の支店があったそうだ。その師匠から受けついだのがこの朝食。スモール ラグジュアリー ホテルズ協会から『世界一の朝食』と評された逸品だ。
ジュースは5種類もセットになっていて「飲むサラダ」ともいえるいろんな味が楽しめる。ぼくは生ハムが好きなので、今朝もこうして食べられるのが嬉しい。
朝食も、たっぷり1時間以上かけて、おいしういただきました。
さあ、これから仕事だ!撮影だ。
それにしても、いつものことだけれどRX100M3はよく写る。仕事の撮影もこれで充分かも(半分本気)。それはともかく、メニューが豊富で食べきれなかったので、クロワッサンとフィナンシェを持ち帰ろうとしたらサーバーがビニール袋を用意してくれた。きっと食べきれない人が多いのだろうね。
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