MacBook Proのバッテリー交換したら税込21384円もして痛い
このところMacBookProのバッテリーの消耗が早い。モバイルしてると去年の半分くらいの時間しか持たない気がする。そこでメニューバーのバッテリーアイコンをクリックして状態を確認したら、困った表示がでた。「今すぐ交換」ですって。
ぼくのMacは、購入して3年が過ぎた MacBook Pro Retina 13″ Early 2015。使い方にもよるが、そろそろ標準的なバッテリー交換時期に差しかかる頃だ。
もう買いかえてもいい時期なんだけれど、今回はもろもろの事情から電池を交換して当面は使い続けることにした。というのは、このMac Book Proは筐体にSDカードスロットがついている最後の機種。現行品はカードリーダーどころかThunderboltもHDMIもすべて廃止されて、端子はUSB-Cポートの一種類しかない。
すると、新しいMacBook Proを買ったら、毎日、旅先の宿で、荷物一式の中からカードリーダーを探して取りだしてMacBookProに繋げてから、SDカードの読み取りを始めることになる。毎日の作業は一工程でも減らしたいのに、現行のMac Book Proを導入したら余計な作業が増えてしまう。ぼくはこのデスクワーク開始前の儀式が嫌いで、それをしないためにこのMacBook Proを使っているというのに、まったく何てことだろう。
表参道のジーニアスバーへ
というわけで、バッテリ交換のために、やって来ました表参道のジーニアスバーへ。
まだ午後2時だというのに、すでに斜光な景色。秋も深まって参りましたね。
MacBookには、ProとかAirとか2012とか2018とかいろんな種類やサイズがある。そのなかでぼくのMacBookPro Retina 2015のバッテリー交換費用はアップル社ですると19800円(税別) という高価格が設定されている。
なかなかな金額だ。以前の機種よりもずっと高価格だ。電池そのものはそんなに違わないと思うんだけど。ネットで調べたらアップル社直営でない修理所なら12000円前後で交換してくれる店もあり、自宅から遠くないところにもショップがあるのだが、「早い」「確実」という点を重視してアップル社直営ジーニアスバーへ来た。
自分で電池交換するのは、手順の複雑さから諦めた。以前の機種ならぼくでも簡単に分解できたが、最近のMacBookProは筐体を薄くするために内部が複雑な構造をしていて、素人のぼくには煩雑すぎる。
ジーニアスバーでの診断と見積もり
ジーニアスバーとは要するにアップル社のお客さまサービスセンターの窓口のこと。予約制で、アップルストアのサイトから予約できる。
受付で来場を告げると、担当の女性がやってきて、バーのカウンターみたいな席に案内され、ふたりで並んで座った。これでカクテルが出てくれば確かにバーっぽい。しかし二人の間にあるのは進行管理のタブレットだった。
彼女はそれを使ってぼくのMacBookProを簡易チェックして、やはりバッテリー交換が必要ということになった。料金は(少し申し訳なさそうに)19800円で税別になります、と説明された。ぼったくりバー少々高いが仕方がない。
ここで問題なのは修理完了後の納期。ぼくはジーニアスバーならこの場で交換してくれるのかと思っていたが、そうではなかった。MacBook Airならこの場で交換できるが、Proは修理センターへ送らなければならないという。
MacBookProのバッテリ交換工程は修理のエキスパートにとっても複雑で、しかも混んでいるから時間がかかるらしい。今から修理センターへ送って、2日ほど順番待ちしてから交換し、完了後に送り返されるのは5日〜1週間後の可能性があるというではないか。
バッテリー交換に最低5日はかかる
どんなに早くても4〜5日はかかるという。Macは仕事で使っている人が多いからバッテリ交換後時でそんなに時間がかかるようでは皆困るのではないかな。そうなると設計ミスみたいなものではないか。と思ったけど担当のお姉さんを相手にゴネても仕方がないので、すんなり了承して、MacBookProを預けることにした。
お姉さんのご提案で、修理センターから自宅へ直送してもらうことにした。そうすれば受けとりが1日早くなるし、また表参道へ来なくても済む。
支払いのクレジットカードを登録しながら話していたら、お姉さんは来月ネパールへ旅行に行こうか考えているとかで、ぼくは先月ネパールにいたことを話したら急に旅先でのMacと写真撮影の話が弾んだ。なかなか楽しいジーニアスバーであった。
世界中どこへ行くにもMacBookProと一緒です。
という話で一瞬盛りあがった。背景は世界最高峰エベレスト。ネパールにある。
交換完了は予想外に早かった
その翌々日、9月30日の日曜日、台風がせまる東京。うちでランチの用意をしていたら、クロネコの配達が呼び鈴を鳴らした。通販の買い物はしていないし、何だろう?と思ったらアップル社から送られてきた箱だった。
なーんと、金曜日の午後2時に表参道のジーニアスバーに預けたMacBookProが、もうバッテリーが交換されて配達されてきたではないか。
仕事が速い! 表参道のジーニアスバーに預けてから自宅で受けとるまで45時間しかかからなかった。
まるで新品のように保護シールが貼られている。
開いてみたらキーボードもピッカピカ。実は、MacBookPro Retinaは筐体を薄くするためにキーボードとバッテリがギリギリまでくっつけられて設計されていて接着までされているため、バッテリーを交換すると自動的にキーボードも新品と交換になってしまうのだ。バッテリー交換費用が他の機種より高価なのはそのためなのだった。
「バッテリー交換手順が複雑だ」と言われるわけだ。自分でバッテリを交換するときは、接着されているキーボードを剥がしてから交換し、またキーボードを接着し直すことになる。これでは素人には難しすぎる。
というわけで、起動したらちゃんとバッテリーは正常になっていました。これを東京オリンピックまで使い続けるぞ。
- 万一のデータ消失に備えてタイムマシンなどで丸ごとバックアップを取る
- 交換後は自宅直送を指定をすると早い
- ほかに要修理箇所が発見されたら必ず修理されるから料金が跳ね上がる
- その場合は修理料金を聞いてから断ることができるがバッテリ交換はされない
- 完了後は90日間の電話サポートがつく
- 交換したバッテリーは1年間の補償が付く
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