カルメル要塞はバルセロナ展望No.1にして絶景撮影ベストポイント
カルメル要塞への行き方
カルメル要塞へはいろいろな行き方がある。
いちばん簡単、カタルーニャ広場からバス22番で行く
2019年2月現在、バス路線22がカルメル要塞のいちばん近くに下車できる。
バス始発は、カタルーニャ広場のエルコルテイングレスの北側、サンペレ通りを渡って Ronda St Pere(停留所番号3032)から。
バスはグラシア通りを北上し、地下鉄L3線バイカルカVallcarca駅を経由して終点Gran Vista – Pl de la Mitja Lluna(停留所番号441)下車。徒歩8分。路線図は下図を参照。上下線でルートが多少異なる。
地下鉄L3線バイカルカ駅からも22番に乗れる
地下鉄L3線バイカルカ駅からバス22番に乗るには、Av República Argentina出口から外に出れば、すぐに停留所Av República Argentina – Vallcarca (停留所番号2800)がある。
終点で下車後、カルメル要塞まで徒歩8分
22番の終点Gran Vista – Pl de la Mitja Llunaで下車したら、バス後方の緩やかに登る舗装道路を道なりに歩いて、カルメル要塞まで徒歩たったの8分。これが一番簡単。
なお以前、旧市街からカルメル要塞行きだったバスV17番は2018年秋に路線変更され、 現在はカルメル要塞へ行かないから乗らないこと。
地下鉄L4線Alfons X駅から丘を登る
スペイン人は地下鉄4号線 Alfons X駅で下車後、標高差170mの丘を登る人が多い。または、となりのGuinardó | Hospital de Sant Pau駅で下車してもよい。
グエル公園から徒歩20分
グエル公園カルメル通り口からカルメル要塞までは徒歩20分。約1.4km。この距離なら、グエル公園正門からレセップス駅へ歩くのと大差ない。グエル公園見学後はレセップス駅へ戻るよりもカルメル要塞へ行ってみてもいいかもですね。
グエル公園からカルメル要塞への道は簡単なので、上の項の地図をピンチアウトして拡大して確認してください。
サグラダファミリアからの散策コース
サグラダファミリア〜サンパウ病院〜カルメル要塞までを1時間ほどの散策コースにしてる人も結構いるようだね。
サグラダファミリアからサンパウ病院はまっすぐな1本の並木道で結ばれている。サンパウ病院からは、ギナルド通りを渡ってから、標高差170mの丘へ。急に周囲が開けて、バルセロナ市街が見えてくる様子に感動する。
カルメル要塞からグエル公園へは下り道を所要15分で近い。サグラダファミリアからカルメル要塞経由でグエル公園へウォーキングしても楽しいね。
カルメル要塞からサグラダファミリアへ
あるいはその逆コースをとって、グエル公園→カルメル要塞→サンパウ病院→サグラダファミリアまでの道なら、カルメル要塞からサグラダファミリアまでは坂を下る一方だから歩きやすい。
カルメル要塞からの眺望
バルセロナ市街を見渡すカルメル要塞は、素晴らしい景色が広がることで人気の絶景ポイントだ。昼間もいいが夕景も美しい。時間によってそれぞれの良さがあるからいつ行っても楽しめるだろう。今回は夕景の写真を撮りに行ってきた。
19:34 夏のスペインではまだ昼下がり
午後7時半、ちょっと早めにカルメル要塞に着いた。夜景を見るためだったら早すぎるけれど、せっかくだから日中の表情も見てみたかった。
陽射しは強いが、風が涼しくて気持ちがいい。夏の午後7時半はスペインではまだ昼下がりだ。シエスタ(昼休み)が終わるのが午後5時だからね。
カルメル要塞 Bunkers del Carmel は、1930年代のスペイン内戦のときに、バルセロナを見渡す標高262mの丘の上に共和国派によって築かれた要塞。丘陵のひとつ西の丘にグエル公園がある。カルメル要塞は標高がグエル公園よりも高いから眺望はずっといい。
要塞は、内戦後に完全に撤去されて、上の写真のように今では基礎部分しか残っていない。そこに、人々が思い思いに座って夜が訪れるのを待っている。
20:32 絶好のインスタ写真ポイント
カルメル要塞は、インスタグラムで知られるようになった絶景ポイント。ここでSNSにアップするための写真を撮るのはお約束。
カルメル要塞は360度のパノラマビューが望める丘で、地中海と反対側にも市街が広がっている。こちら側も、沈み行く太陽を見ながらワインを飲んでるカップルがいた。あえてバルセロナ市街に背を向けて夕陽を眺めるなんて、なかなかヤルね。
20:56 ティビダボの丘に日が沈みゆく
バルセロナを見下ろすティビダボの丘に、ゆっくりと夕陽が沈んでいく。
丘に近いと、日没が早くなる。海岸線なら日没はもっと遅いだろう。バルセロナの7月19日の日の入りは21時20分。世界時計サイトで調べられる。
21:46 町に明かりが灯り始める
町に明かりが灯り始めるのは、日が落ちてからずいぶん時間が過ぎてから。
市街の反対側はお酒とスナックをつまんでいる若者たちのピクニック会場になっていた。車座になって楽しんでるグループも。
22:01 サグラダファミリアのライトアップ開始
7月は22時きっかりにサグラダファミリアのライトアップが始まる。その少し前に三脚を立ててスタンバイした。夏の夕方は長いけれど、空の色がちょうどよい雰囲気になっている時間は短い。うかうかしているとタイミングを逃してしまう。
上の写真を撮影したレンズは12-60mm/3/5-5.6の30mm(換算60mm)。
カメラは軽いPanasonic G8、三脚はジッツォ トラベラー GK2580を持参した。
東側(写真左側)の生誕のファサードにはオレンジ色の照明が、西側の受難のファサードは青色の照明が当たっていた。ファサードの意味を色で表しているのだと思われた。ほとんどのサグラダファミリアのライトアップ写真は生誕のファサード側から撮影されていて、青い照明の写真はあまり見ない。
望遠レンズをホテルに置いてきてしまったのでアップが撮れなかった。そこで上の写真の中心部をトリミングしてシャープネスをかけた。
WEB用なら充分に臨場感のある写真になった。
振り返るとティビダボの丘も夜の帳に包まれつつある。
22:12 バルセロナに夜が訪れる
22時を過ぎてからカルメル要塞を訪れる若者も多くて、せまい要塞はなかなか賑わっていた。
スペインなんで22時はまだ夕食の時刻。まだ小学生の子供がその辺で遊んでいる時刻だが、カルメル要塞にいるは若者ばかり。子供はいないし熟年以上も少なかった。ここにいる人でいちばん年をとっているのは、ビール売りのおじさんか、もしかして俺かな。
ジッツォの2型 トラベラーは、旅行用としては最高にしっかりした三脚だけれど、電子先幕シャッターが使えるミラーレスカメラはショックが少ないから、軽量な1型でも充分に役に立つ。無風ならぜんぜん問題ない。次回は1型を買おうかなあ。
カルメル要塞180度パノラマ動画
動画も撮ったよ。時刻は21時40分ごろ。夏ということもあって人が多く、賑わっていて、女性一人で来てもまったく心配はない。
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