バルセロナ空港の不思議。またまた預けたスーツケースが行方不明に?
しばらく滞在していたリスボンからバルセロナへ飛んできました。
飛行機の窓から、地中海に面したモダンな町並みが見えてきます。サグラダファミリアが見えますが、この写真のどこにあるか分かりますか?
リスボンからバルセロナへは約2時間の旅。途中、マドリード上空を通過したので、3週間前に降りたマドリード・バラハス空港がよく見えました。バラハス空港は滑走路が5本もある巨大な空港で、ささやかな成田空港に比べると威圧感すら感じる大きさでした。
これから着陸するバルセロナ空港は滑走路が3本で、成田に比べてサイズ感はとんとんくらいかな。バルセロナの人口は160万人で札幌よりも少ないのですけどね。日本は、国内事情のしがらみから、いろんな点で世界標準に後れを取りつつあるところに危惧を感じます。
またまた預け荷物が行方不明に?
さて着陸後に、預けたスーツケースをピックアップするため、表示に従って6番のターンテーブルに来ました。するともう荷物が回ってるではありませんか。スペインも仕事が早いなあ…
しかし! なにげにターンテーブル上で回っている荷物のタグを見たら、ORYと表示されているではないか!
旅する生活を続けていると3レターコードを見ればどこの都市かわかるようになります(有名な都市に限りますけど)。ORYはパリ=オルリー空港のことです。なんでバルセロナ空港のターンテーブル上で回っているのでしょう?
つぎはMXP。ミラノ・マルペンサ空港ですね。何年か前に行ったことがあります。トランジットだけなら何回も通りました。しかしミラノ・マルペンサ空港行きの荷物がなぜここに…。
つぎのZRHはチューリッヒ空港ですね。ぼくはチューリッヒ空港はこぢんまりとしていて使いやすく好きな空港です。スイスの緑豊かな景色はきれいですね。
などと旅情に浸っている場合ではありません。なんで6番のターンテーブル上でヨーロッパ各地方行きの預け荷物が回っているのでしょう。
6番のターンテーブルの近くにイベリア航空の紛失荷物対応カウンターがあるんですが、ご覧の通り長蛇の列です。ぼくもここに並ばなければならないのか……怖ろしい話ですね。
実は先週、リスボン空港に到着したときに、ぼくのスーツケースがアムステルダムに積み残されていてたため入国時に受けとることが出来ませんでした。KLMの紛失荷物係のおねえさんが笑顔で「翌日のお昼の12時にお泊まりのホテルにお届けします。確実です!ご安心下さい!」とのたまうのでその言葉を信じて待っていましたが、実際に配達されたのは翌日21時過ぎでした。
その間、なんどか紛失荷物係に電話したり、ホテルのフロントに確認したり、手間がかかりましたよ。18時を過ぎた頃にはその日の受けとりを半分諦めていました。
それから英語ではこういう時はLost baggageというよりDelayed baggageということを今回知りました。いままで預け荷物が届かないなんてことがほとんどなかったのでこの種の用語を耳にしたことがなかった気がする。
それで、またまたディレイドバギッジか…それにしても最近は荷物が遅れることが多いなあ、ああどうしよう…と、心が不安でいっぱいになりかけましたが、幸いなことに、しばらくしたらぼくのスーツケースが出てきました。ちゃんとBCNと3レターコードが貼ってあります。
というわけで、今回は何事もなく無事に移動できました。ああよかった。何事もないということはありがたいことですね。
今回の記事の写真はSONY RX100M3で撮影しました。JPEGのSサイズで撮っています。よく撮れるカメラです。Lightroom Classic CCで補正してあります。
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