ランチにカクテルを飲んでほろ酔い気分。けれども撮影に支障がないのがスペイン
だんだん暑くなってきたマドリード。
今日はカフェで取材でした。お店に着いたのは午後1時頃。他の国だったら「こんなに忙しい時間に来るなんて!」と言われかねませんが、スペインの昼食時間は午後2時過ぎからなので、客はまだ誰もいません。店内はガラガラです。
この店では、コロッケとかトルティーヤとか、スペインでお馴染みの軽い料理を撮影しました。お客がいないから、お店の真ん中にスタンドを立ててストロボを飛ばしてましたな。最後にデザートと飲み物を撮影してさっさと終了。
で、撮影した料理と飲み物はそのまま味見というか、ランチとしてコーディネイターさんと一緒においしくいただきます。
緑の葉っぱがきれいなモヒートは、撮影用にノンアルコールでつくられたとのことです。ぼくはアルコールが弱いし、まだ日中だしで、ノンアルコールのモヒートをいただきました。まだ昼間だというのは日本人の感覚で、スペイン人はもちろんランチにワインを飲みますけどね。それはともかく
暑い日中なのでゴクゴクッと飲みましたねー。さっぱりしておいしかった!
なんだか気持ちがハイになってきたぞ
コーディネイターさんとお喋りしながら料理を食べているうちに、なんだか気持ちが高揚してきました。なーんかハイになってるというか、頭に血が上ってきたというか… そのうちろれつが回らなくなっていました。どうしたんだろう?
どうやら、ノンアルコールの筈のモヒートにアルコールが入ってたようですねー。どうりで美味しいわけです。いつもの習慣でアルコール入りをつくってしまって、それを「ノンアルコールです」と言って出してきたのかも知れません。もしかしたらスペイン人の感覚では酒ではなくて香りを足しただけなのかもしれませんね。
さいわい、ぼくはイスラム教徒ではないし、昼間っからお酒を呑んでも神の怒りを買うわけではないのですが、ぼんやりフラフラしていては撮影ができません。時間が経つにつれてますますクラクラしてきました。とても撮影どころではないぞ。どうしよう。
スペインにはシエスタがある
真っ赤な顔をしているぼくをみて、コーディネイターさんが、午後の撮影を一旦休止して、ホテルに戻ってシエスタをとることを提案してくださいました。午後の撮影スケジュールは、お店に「午後に行くね」と伝えてあるだけだから、何時にいってもいいんだそうです。
しかもシエスタの習慣があるスペインでは、午後5時までが昼休みです。そうです、スペインでは「午後イチ」とは午後5時のことなのです。一般的な就業時間は午前9時から午後1時までと、午後5時から8時までなんですな。
というわけで、ランチが終わった午後3時、足元がフラフラしながら一旦ホテルに帰ることにました。ホテルまで地下鉄で6駅あるのですが、ぼんやりして1つ手前の駅で降りて、改札まで歩いてから「何かが違う」と気がつく始末。それから次の列車に乗り直してようやくホテルに到着。
ああ、スペインで仕事をしているのだなあ、と思いながらベッドに寝ころんで、そのまま30分の爆睡を楽しんだのでした。郷に入っては郷に従え。スペインにいるのだから、シエスタはしないとね。
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