【超簡単】スペイン到着、即SIMカード購入、簡単ネット開通
SIMカードを出発前に日本の通販で購入
欧州共通で使えるSIMカードが旅行出発前に日本の通販で購入できる。
データ通信量5GB、高速4G対応だから旅行目的なら充分すぎる。スペインの空港に着陸次第すぐに使える。短期ツーリストや団体旅客は現地でSIMを買う時間がなかなかとれないから、出発前に手配しておけば便利だ。
リチャージできないといっても普通のネットやカーナビ利用で2週間以内の旅行なら5GBを使い切ることはまず無い。万一足りなくなったらそれから現地SIMを買うこともできる。24時間日本語サポート有り。AMAZONで購入する。楽天はこちら。
Wi-Ho!以外にも日本で買えるSIMは種類が増えてきたが、安価なものは高速4Gではなく低速3G接続だったりするから注意してね。「高速4G」と「容量4GB」の意味と違いが分からない人はいろいろ探すよりWi-Ho!を購入した方が現地で幸せになれる。
スペイン・マドリードでもSIMカードは簡単に手に入る
スペインではVodafoneなどの携帯会社のSIMカードが簡単に手に入る。電話が使えた方が便利なこともあるし、価格も安い。
が、最近は空港ではSIMが手に入りにくい。2017年にEU域内のローミング料金が廃止され、ヨーロッパ人は自分のSIMがあれば用が足りるため、旅先で新たに買う人が減って販売もされなくなった。
マドリード バラハス空港では、日本人がよく利用する第2・第4ターミナル到着フロアにはSIMを扱う店がないから、市内のショップでSIMを購入する。なお、第4ターミナル出発フロアのCrystal Media Shopがオレンジ社のSIMを扱っていて時間がある人はここへいってもよい。オレンジ社もよい通信会社だ。店の位置はこちら。
なお、バルセロナのエルプラット空港と市内のSIM売り場についてはこちらの記事に書いたので参照してください。
マドリード市内でボーダフォンのSIMを購入するなら、マドリードの中心地ソルか、マドリードの原宿フエンカラル通りのどちらかが便利。
ボーダフォンの支店でSIMを購入
マドリードでツーリストが必ず訪れるプエルタ デル ソル。時計塔の前にはスペインの道路元標がおかれており、文字通りここがスペインの中心点だ。ボーダフォンやオレンジなどヨーロッパを代表する携帯電話会社の支店もこの広場にある。
なつかしいボーダフォンのマーク。ぼくはかつて携帯電話はボーダフォンを使っていたのだ。斜向かいにはアップルストアがある。
ボーダフォンのショップの入口でお姉さんに「何の用?」と聞かれる。「プリペイドのSIMを買いに来た」と伝え、自分の名前を教えたら番号表をくれる。 ショップの中はこんな感じ。カウンターはなく、小さなテーブルに店員と向き合って相談するようだ。
番号が呼ばれるのかと思ったら「セニョール アリーガ」と名前を呼ばれた。スペイン風の発音なので気をつけていないと自分の名前だと分からないかも。
ボーダフォンは英国の会社だからかそれとも場所柄か、店員はみな英語を話せる。といっても"May I help you?"ではなく"What do you want?"というやったらくだけた調子で話しかけられるんだけど、これが今風なのかな。
なおソル支店は場所柄、混んでいることが多い。時間がかかりそうなら隣のフランスの携帯会社オレンジへ行くか、それとも"マドリードの原宿"フエンカラル通りの支店へ行った方が待たなくてすむかも。場所はこちら。
プリペイドSIMは3コース
- データ通信1.5GB+通話15分で10ユーロ
- データ通信2GB+通話30分で15ユーロ
- データ通信3.5GB+通話60分で20ユーロ
※ 2018年11月現在、データ3倍キャンペーン中。例:10ユーロで4.5GB
- SIMロックフリーのスマホ
- パスポート
SIMの有効期間は28日間。EU・スイス・トルコでのローミングは無料。
動画を見ずに、SNSのやりとりや地図で現在位置確認する程度なら2GBで充分足りるから、とりあえず2GBを買っておこう。足りなくなってもリチャージは簡単にできる。マイクロSIMでもナノSIMでも手でパチンと切り出せる。
適当なサイズに切り出してスマホにセットすれば準備完了。 アクティベイト済みのSIMだからなんにも設定しなくても差し込めばすぐに使えるとのことだ。使用開始時にPINコードの入力を求められるから、このカードの裏に記された4桁のPINコードを打ちこむ。
このPINコードはスマホを起動する度に入力を求められるから決して忘れないように。出先で再起動したときにPINコードがわからないとアウトだから、ぼくはSIMを取り外したカードを財布に入れて持ち歩いている。
アクセスポイントなどの設定を店員にやってもらおうと思って、スマホの言語設定を英語にしていたが、アクティベイト済みだからそんな必要はなかった。スマホを起動してPINコードを入れたらネットが繋がってメールやメッセージが入ってきた。
アクセスポイントを自分で設定するなら
ボーダフォンの支店以外の電器店などでSIMを購入したら、自分でアクセスポイントを設定する必要があるかもしれない。
アクセスポイントを自分で設定する場合、アンドロイド8なら設定→無線とネットワーク→モバイルネットワーク→アクセスポイント名→+を押して、下記を設定したら保存する。iPhoneでも設定内容は同じ。
- APN名: Vodafone ES
- APN: airtelwap.es
- ユーザー名: wap@wap
- パスワード: wap125
データ通信(ギガ)の残量をチェックする
*525#に電話を掛ける。
Peticion aceptadaと表示されたらOKをタップ。
Elige tu opción y responde con el número〖オプションの番号を選んでください〗の表示がでたら 4. cuanto me quedaを選んで送信する。
Peticion de servicio en curso. Pulse Salirと表示されたらOKをタップする。
折り返し、ボーダフォンからSMSが送られてくる。
単位がMBで表示されている。
データ通信が1.18GB、通話が15分間、残っていることが分かった。
リチャージするには
SIMの有効期間は28日間。期限が来たり、データ通信残高がなくなる前に延長をうながす通知がSMSで送られてくる。リチャージすれば有効期間が延長される。リチャージは、道端のキオスクか雑貨店で、店頭にRECARGA AQUI(ここでリチャージ)というような表示が貼ってあればできる。
雑貨店だとマジックで手書き表示が多い
チャージが出来る店はいくらでもある。5ユーロ札を握りしめて “Quiero recargar, Cinco euros" キエロ レカルガル, シンコ エウロス(リチャージしたいです、5ユーロ分です)と言えばすぐにしてくれる。
リチャージは最低5ユーロからで、それ以上ならいくらでもよい。あらかじめ、通信会社と電話番号 “Vodafone XXXX-XXXX" と紙に書いて渡せば間違いの心配がない。
マドリード市内のボーダフォン支店
マドリードの中心部にはこれだけの支店や提携店がある。
しかしツーリストが行く地域には意外に支店が少ない。ソルから徒歩5分のカジャオ Callao にある提携ショップThe Phone Houseも営業時間が長くてツーリストには利用しやすい。
ボーダフォンSol支店の営業時間
・月〜土 10時〜21時
・日のみ 11時〜20時
携帯電話ショップThe Phone Houseの営業時間
・月〜土 10時~21時
・日のみ 11時~21時
住所: Calle Preciados, 23, Madrid
マドリードの原宿といわれているフエンカラル通りの支店はこちら。ファッションに敏感な若者はこちらの支店に行く方が便利。なんてったってソルより空いていて早い。実はぼくはこっちの店でSIMを買うことが多い。
他の通信会社にも同じようなプランあり
フランスの大手通信会社Orangeもボーダフォンとほぼ同様のプランを設定している。スペイン在住の人によれば、通信回線の品質も受信エリアもボーダフォンと同じようなものらしい。オレンジもあちこちにショップがあるからこっちでもいいと思う。上の写真はマドリードのソル広場のオレンジの店。ボーダフォンのとなりの建物にある。この2社の支店は並んでいることが多い。
ほかにも、MovistarやYoigoなど何社か似たようなSIMがあって、その辺の携帯ショップで買えるが、受信エリアの広さや、他国でのローミングなどの使い勝手が劣るので、ボーダフォンかオレンジのどちらかを選ぶのが正解だ。
WiFiルーターは得なのか?
WiFiルーターはかさばるし、利用料金は高いし、受けとりや返却の手間があって面倒だ。なんで使っている人がいるのか分からない。
イモトのWiFiを例にあげると、4G/LTで1580円/日もする。ということはイモトの1日分の料金でボーダフォンの28日間有効のSIMが買える。 2日間分の料金ならAmazonで1ヶ月有効のSIMが買える! WiFiルーターは個人の旅行者に限っては存在価値を終えたといってよい。
WiFiルーターはグループ旅行者には便利かも
グループツアーに参加していたら、現地のショップでSIMを買う時間はまずとれない。といって、出発前に日本のアマゾンであらかじめSIMを買うのも気が引ける。そんな人たちにWiFiルーターは向いている。1台あれば複数のスマホから接続できるので、ツアーリーダーがWiFiルーターを用意しておけば、ツアー参加者全員でネットに接続できる。使い方によってはWiFiルーターも便利だと思う。
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