地図が好きならいつまで見ていても飽きない、国際線機内の3Dマップ
日本に台風が接近する月曜日、成田空港第二ターミナルへやってきました。今回はイベリア航空の成田〜マドリード線に乗ります。
イベリア航空は1998年に一度、日本路線を廃止しています。ある朝、本社から日本支社に送られてきたファクスを見たら、何の前触れもなく路線廃止・支社閉鎖・社員全員解雇の通知だったそうで、外資の非情さが旅行業界で話題になったものです。
そして2016年に再び日本線を再開しました。本気で営業するかなーといぶかしげに思っていましたが便数も徐々に増えていて、やる気を見せてくれています。
ぼくはイベリア航空の国際線に乗るのはこれが始めて。飛行機に乗るといきなりスペインっぽい雰囲気がします。気のせいかも知れませんが。
機体はエアバスA330-200です。
最近の飛行機はフライト情報が秀逸です。ぼくは地図を見るのが大好きなタチなので、飛行中は座席に着いてる液晶モニタのフライトマップをいつまでも見ています。映画を観るよりも地図を見ている方が長いんじゃないかな。
ご存知の方も多いかと思いますが、最近のフライトマップは3Dで世界中の地形を自由に見られます。
日本からヨーロッパへノンストップで飛ぶ飛行機はほシベリア上空を飛びます。成田空港を飛び立って1時間半ほどでロシア領に入り、それから延々とロシアの上空を飛んでいます。長いですねえ。
こうして地図をみると、フィンランド、ノルウェイ、ウクライナ、トルコなどの国々は、日本の隣の隣の国だということが分かります。以外にご近所ですかな。
3D地図なので、いろんな方向に切り換えられます。
飛行機を横から見たところ。
窓外の景色情報。
北極海の海岸線の景色だとあんまりそそられませんが、ヒマラヤやインド大平原なら知ってる地名や行ったことのある場所が表示されるから、地名を確認するだけでもワクワクします。
南南西に進路を取っているのが分かります。高度11580m、時速835km。
ときどき、パイロットが乗客を道連れに自殺する事件がありますが、この地図を見ていれば異常事態にはやく気づけるでしょう。気づいてもどうしようもないかもしれませんが。
現地時刻も表示されます。ただいまモスクワ上空で、午後3時30分。モスクワとマドリードって1時間しか時差がないのか…。
スペインと同じ経度の英国はモスクワと2時間の時差があるから、スペインがズレているんですな。
成田空港発マドリード行きの直行便は、パリ上空を通過します。エールフランスとほぼ同じコースを飛んでいます。
日本地図の天地を逆にしてみる
ここらで、ちょっと日本に戻ってみましょう。
上が南です。
日本人は歴史的な理由から、国土を東日本・西日本に分けて認識します。しかし外国の日本案内書を読むと、日本を北日本・南日本と地理で分けて説明していることが多いです。北と南では気候が違います。地図を見ると、たしかに北日本と南日本と分けた方が自然な気もします。
この地図を拡大していくと1/10万ぐらいの地図にまで拡大されます。自宅周辺の幹線道路はもちろん、いつも通るそんなに広くない道路まで標示されて 感心します。そのうちグーグルストリートマップなんかが見られるようなるかもしれませんね。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません