【ネパール入国】カトマンドゥ空港のビザ発給と入国審査の実際
いよいよネパールに到着です。
「ヒマラヤの国」ですが、あいにく微妙に雲が出て雪山は空からはほとんど見えませんでした。この写真はカトマンドゥに到着直前の景色です。ネパール人にとって標高4000m以下は山ではなく「丘」なので、今見ている大山脈はぜんぶ「丘」です。
ネパールでは、山とはヒマラヤのことをいいます。
着陸前に、タイ航空のスッチーがネパールの手書きのビザ申請用紙を配っていました。あれあれ? 手書きで申請してもいいのかな?
せっかくオンライン申請をしたのに、今更こんなものを手渡されたら調子が狂うな…
ネパール入国の流れ
タイ航空はオンタイムでカトマンドゥのトリブヴァン国際空港に着陸しました。
トリブヴァン国際空港に着陸したタイ航空機は、前部ドアからだけでなく、後部ドアからも降機できます。最後方の席に乗れば、いちばん最初に飛行機から降りることが出来ますよ。
ターミナルビルに入り、アライバルホールへと進みます。
入るとすぐに、ディスエンバケーションカード(入国カード)を書く台があります。
ここで入国カードに必要事項を記入します。タイ航空のスッチーも、どうせ配るなら入国カードを配ってほしかったなあ。配る時と配らない時があるんだけど、単に在庫の問題みたい。
ビザのオンライン申請は空港でもできる
入国カード記入台の次は、ビザのオンライン申請機が窓際に並んでいます。事前に申請をしていない人はここで申請します。
よく勘違いされるのですが、これもオンライン申請です。
自宅でパソコンに向かってするのと同じことをここでします。ほとんどのツーリストはマシンの操作方法が分からないため、アテンダントが優しく操作方法を教えてくれます。ただしアテンダントは少なかったりいなかったりするので、あてに出来ないこともあります。
ここで列に着いている間に、次のビザ料金支払いの列が長くなり、さらにその次にイミグレの列が長くなります。
ぼくは、入国関係の列にいくついくつも並んで時間を使うのはもったいないと考えているので、旅行出発前に自宅でオンライン申請を済ませました。ここは素通りします。
ビザ料金を支払う
ビザ費はラストラ銀行のカウンターで銀行員に支払います。2019年7月17日をもって料金が改定されるのでご注意ください。
- 15日間–25USドルから30USドルになります
- 30日間–40USドルから50USドルになります
- 90日間–90USドルから125USドルになります
あらかじめ、お釣りがないようにUSドルの現金を用意しておくのがスマートですね。クレジットカードでの支払いもできますが3パーセントの手数料が上乗せされます。
ラストラ銀行のカウンターには3人の係員がいました。ぼくは中央の列に着いたら、係員が携帯電話でおしゃべりをしながらの作業なので、他の列より進み方が遅かった。
領収証を2枚渡されます。黄色いのは自分用の領収証。Immigration Copyと書かれた領収証(30日は緑色、15日は白色)は入国管理官に渡します。
ビザの日数は、入国日から、出国日の前日までを数えます。
例えば4月1日に入国して、4月16日発の飛行機で出国するなら、15日間–25USドルのビザを取得します。
イミグレのビザオンアライバルのカウンターも空いていました。いつもこんなに空いている訳ではなく、ぼくは事前にオンライン申請をしたのでカウンターに到着するのが早かったからです。同じ飛行機できた客達はまだビザ料支払いの列に並んでいるのです。それから到着機が多い時刻は激混みします。
- 自宅でプリントしたビザ申請用紙
- 今書いた入国カード
- パスポート
- Immigration Copyと書かれた領収証
渡したら、すぐにパスポートにビザを貼ってくださいました。
手書き書類は廃止されてはいなかった
ちょうどいい機会なので、先ほど渡された手書きのビザ申請用紙を係官に見せて、「タイ航空のスッチーがこれを配っているんですが、今もこの用紙で申請してもよろしいのでしょうか」と聞いてみました。
答えは「オンライン申請でもこの用紙でも、どちらでもビザは発給されます。ただしオンライン申請がベストなので、オンライン申請してください」「ときどき、申請機が壊れて操作できないことがあるので、その時は手書きで申請してください」というものでした。
どうやら手書き申請でもいいみたいです。しかし、できればオンライン申請してほしいようです。せっかく予算をかけて電子申請システムを導入したのですから無理もないですね。
オンライン申請は簡単だし、コツさえ掴めば手書き申請より早いから、オンライン申請をするのがいいでしょうね。
なお、手書きビザ申請用紙はこちらからダウンロードできます。
ビザが発給されたら
せっかくビザの発給が早く終わっても、預け荷物がレーンに出てくるのに時間がかかることがあります。ここの混雑ぶりもスゴイ。
混沌としてますねー。
なお、税関の申告用紙は廃止されました。預け荷物をピックアップしたら、そのままグリーンチャンネル(非課税)を通って外へ出ましょう。
おわり。
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ディスカッション
コメント一覧
初めまして。私も来月ネパールに行くので、こちらの記事を興味深く読ませていただいています。また私もGX7を持っていて大好きです。キャノンのフルサイズを持っていこうかと思っていたのですが、GX7に傾いてきています。ですが、広角ズームがありません。購入するべきか悩みます。
kawaさん、初めまして。ネパールの入国記事を読んでいただけて嬉しいです。あまり読まれないかな?と思っていたので…
旅に持っていくカメラならGX7をオススメします。フルサイズの一眼レフとマイクロを両方使っている人は、マイクロの方がいい写真が多く撮れるといいますしね。フットワークのよさが結果に繋がるのでしょう。
広角レンズは、買うべきです(^^;
お返事ありがとうございます!やっぱりそうですよね。風景を撮るのはGX7が好きなんです。
迷いがなくなりました。買います!
有賀さんのブログとても勉強になります。これからも楽しみにしています。
ネパール、楽しんできてくださいね。
(kawaさんとぼくは、たぶん入れ替わりになるタイミングでしょうね)
はじめまして。ネパール観光を来週に予定しており、とても参考になりました。情報も今年のものでタイミングがよくラッキーでした。ありがとうございます。
有賀さんが入国されたときは、入国カードについて提出は求められなかったのでしょうか。書くところが混んでいたら素通りしようかなとも考えています。
チトワン公園の方に行く予定です。旅行会社の人には、暑いし、雨季だし、動物も見えにくいよ、と散々に言われてしまいましたが、せっかくですので楽しんできます。
ああ、済みません、入国カードも提出します。本文を訂正致しました。
今の時期のタライ平野は暑いですね。蚊除けスプレーは必須です。体調に気をつけて、楽しんできて下さい。
先日カトマンズに観光で行ってきました。
投稿が写真(さすがです)ともどもわかりやすく、大変参考になりました!
おかげざまでスムーズに入国できました。
ナマステ~
お役に立てて幸いです〜 ナマステ(^人^)