整形外科に3軒行っても治らなかった関節の痛みを、整体師が1分で治してしまった話

雑記

その後、腰痛の痛みはだいぶ軽くなった。ヨガのレッスンで身体をねじったらよく効いたらしく痛みはほとんど無くなった。といって、まだ完治しているわけでもない。

デイパックを背負って歩くだけならスタスタと早足で歩けるが、ズームレンズ付きカメラを斜めがけにしたら腰に響く。斜め掛けのバランスの悪さがじわじわときて調子が悪い。フォトグラファーがこんな健康状態では困ったものだ。

身体のバランスを整えるのはヨガをするのがよい

そこで、知人から紹介してもらった、評判のよい整体院に行ってきた。

腰痛の真の原因は、身体のバランスの歪みだった

整体は、身体全体の骨格や筋肉のゆがみを調整する代替医療だ。整体師さんはぼくの直立した姿勢と、座った姿勢をみて、身体の歪みを的確に診ていった。

診断によれば、ぼくは右足先がやや外側を向いている。直立したときに左足は12時の方向を向いているが、右足は2時の方向を向いているのだ。これまで、足の向きを気にしたことがなかったので気がつかなかった。

こうしたバランスの悪さが腰に負担を掛け、筋肉の疲れが長いあいだに蓄積され、それがこの冬の寒さと運動不足とで腰痛という形で表れたのだそうだ。ぼくの足をとって、関節や筋肉を動かしてみせながら「ここに、こういう痛みがあるでしょう」と指摘する整体師さんの説明はみごとに的確だった。

整形外科医には腰痛の原因が分からない

先々週行った整形外科では、先生がレントゲン写真を見ながら「骨に異常はありません。筋肉の疲労が原因なので、薬を飲みながら様子を見ましょう」と言って、痛み止めの処方箋をくれただけの簡単な診療だった。

「筋肉の疲労が原因」という結論は整体師も整形外科も同じだが、そこに至る過程がまるで違うように感じた。

身体の歪みをつぎつぎと診断

右足の向きが外側を向いていることで、右足の側面にぼくの体重がかかっていることも問題だった。実は、ぼくは足を挫くことが時々あるのだが、グキッとくるのは決まって右足だ。だから右足になにか問題があることは分かっていた。が、そこにどんな問題があるのかは見当もつかないでいた。

長いこと抱えていた問題がするりとほどけていくように感じた。

腰痛の原因を取り除くには、外側に向いている右足の骨と筋肉を整えて、身体のバランスを正常にすること。でないと、マッサージをして一時的によくなっても、いずれまた腰は痛むでしょう。とのことだった。

「持病」の痛みも一瞬で解消

マッサージ中、ぼくの右手をとった整体師さんは「ここも曲がっていますね」といって手首を押した。グキグキッという音が手首の関節から聞こえてきた。

するとどうだろう。これまで感じていた右手首の関節の痛みがなくなった

今から2年半前に、ぼくはバリ島でバイクを運転中に転んだことがある。その時に右手を打ったらしく、それからずっと、右手首の関節に弱い痛みを常に感じていた。

右手首という重要な部分の不具合は小さなものではあっても、カメラが持ちにくくなり、創作意欲にも関わる大問題にもなりかねない。万一、骨にヒビでも入っていたら心配だからぼくは整形外科を何軒も尋ねたのだが、一向によくなることはなかった。という記事も書いたことがある。

2年半のあいだ抱えていた「持病」が、一瞬で解消してしまった。整体師には右手首のことは説明していなかったが、彼は的確に診断して、これを治療してしまった。

ああ、今までの苦労は何だったのだろうか。こうと知っていたら初めから整体院に来ればよかった。今までなんで気がつかなかったのだろう。

立ったときの重心を意識する

施術後に、鏡の前に立つと背筋がまっすぐに伸びているのが分かった。身体の土台となる脚を重点的に施術したので、腰から上のバランスもだいぶよくなったようだ。

身体の体重がかかる場所は踵と思いがちだが、ただ単に踵と思うだけでなく、くるぶしの位置を意識すればちょうどいいバランスになるそうだ。さっそく、直立の姿勢をとりながらくるぶしを意識したら、確かに足の裏がバランスよく床に接していることが、すぐに分かった。

さすがに積年の蓄積による身体の歪みのすべてが1回で完治するわけにはいかないが、これまでは見えなかった道筋が見えてきた。

これでヒマラヤ トレッキングにも安心して出発できそうだ。

今回行った整体院は

読者から、どちらの整体院か教えてくださいと連絡をいただいたので、Webサイトのリンクを貼っておきます。中央線国立駅から徒歩5分のふじた整体院です。予約時に紹介者を訊かれたら「ブログで見て」か「有賀の紹介で」と伝えてください(名前を伝えてもぼくにコミッションが入る訳ではありません、医院と同じで単に確認するだけです)。

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Posted by ariga masahiro