ふかふかになって快適睡眠。ダウンのシュラフをコインランドリーで洗濯

ヒマラヤ,旅行用品

ぼくが持っているシュラフ(寝袋・スリーピングバッグともいう)は3つある。シチュエーションによって使い分けていて、2つはトレッキング用、1つは普通の旅用だ。

スーパーストレッチ ダウンハガー #2

10年ぐらい前に買ったダウンのシュラフ。(快適睡眠温度:5度〜-10度)

モンベルの冬用の暖かいダウンのシュラフ

スーパースパイラル バロウバッグ #1

6年ぐらい前に買った化繊のシュラフ(快適睡眠温度:10度〜-9度)

モンベルの冬用の暖かい化繊のシュラフ

ダウン ブランケット

春夏秋に少し涼しい地方へ旅にいくときに持っていく、薄型で軽量なダウンブランケット。開けば掛け布団、閉じれば寝袋になる。開いて使うことが多いかな。8月のバリ島ウブドなんか夜は意外に涼しいから重宝する。

モンベルの夏用のダウンのシュラフ

ぜんぶモンベル製だ。セールの時に買ったらたまたまそうなったのだが、モンベル製は使い勝手がよく考えられていて好き。上の2つのシュラフ、#1と#2でグレードの快適睡眠温度が揃ってないのはモンベルが8年くらい前に表記方法を変更をしたためで、当記事が間違っているのではない。

ダウンのシュラフの洗濯方法

ダウン製品は自宅で洗濯できる。

洗剤はダウン専用を使うのがベターで、家庭用中性洗剤はダウンの天然油分を奪って保温性を低下するとも言われている。しかし実際には、普通にスーパーで売ってる液体中性洗剤をやや薄めて使えばよいと、さる有名アウトドア製品メーカーのメンテナンス関係者から直接聞いた。粉石鹸はダウンの目が詰まって保温性能が低下するから使わないこと。使うのは必ず液体中性洗剤を薄めること。これを守れば問題なく洗える。

で、ぼくは自宅で洗濯するのはおっくうなので、大型ドラム式洗濯機のあるコインランドリーでダウン製品を洗濯することにしている。ドラム式は、洗濯物を水面に落下させてはたたき洗いする方式。ヨーロッパでは家庭用洗濯機でもこの方式が普通で、日本でお馴染みの渦巻き回転式洗濯機よりも水消費量が少なくて衣服が傷みにくいとよく言われている。その辺について本当かどうかは知らない。

ただ、シュラフのような大きなダウン製品は回転式洗濯機では水に浮いて洗濯できない。だから自宅ではふつう浴槽で押し洗いする。足で踏む人が多いようだね。ぼくはそれがおっくうなのでドラム式洗濯機のあるコインランドリーへ行くのだった。

車でハイパーマーケットへ

ダウン ブランケットは、ダウン製品用洗濯ネットに入れた。

DSC02182

ダウンジャケットを洗うときに使っている超特大洗濯ネットだ。しかしシュラフは大きすぎてここには入らないから、そのまま洗濯機に入れることにする。

自宅から近いコインランドリーには最大20kgまで洗える大型洗濯機が備えられているのだが、洗濯時に柔軟剤が自動挿入されるので、ここは避けることにした。柔軟剤はダウンにも化繊にも保温機能への悪影響があるから。

少し家から遠くなるが、武蔵野の住民にはお馴染み、新青梅街道沿いのハイパーマーケット、ジョイフル本田に柔軟剤を使わないコインランドリーがあるので、そっちへ行くことにする。

ここには28kgまで洗える大型洗濯機が置いてある。ダウン製品を洗うには、洗濯槽が大きくて余裕があればあるほどいいので、28kgまで洗える大型洗濯機は頼もしい。

大型ドラム式洗濯機で洗濯開始

案内には、20kg対応洗濯機なら羽毛布団1枚まで、28kgなら羽毛布団2枚まで、と書いてあった。ぼくは布団ではなく寝袋を洗うのだけど、2つあるから28kgを選ぶのが正解。

布団も洗える大型ドラム式洗濯機

洗濯料金は30分で900円。

それぐらいの時間なら、ハイパーマーケットで買い物をしているうちにすぐに過ぎてしまう。ファストフードしかないけれどランチをしてもいいし、ドトールコーヒーでスマホを見ていてもいい。

全てのジッパーをきちんと閉めて、ベロクロを止めて、洗濯槽に入れる。ジッパーが開いていると、洗濯中に金属部分が布に擦れて裂ける可能性があるため。洗濯中に布が裂けたら、ダウンがぜんぶ流れてしまうという怖ろしいことが起きるらしい。

ダウンのシュラフを乾燥機に入れる

洗濯が終わったら、次は乾燥機。

乾燥機も大・中・小の3種類ある。いちばん大きい乾燥機は27kg用。10分で100円。ダウンを乾燥させるなら迷わずいちばん大きいのを選ぶ。時間は60分が目安。

布団も乾燥できる大型ドラム式乾燥機

化繊のシュラフは乾燥機使用不可

モンベルが開発した化繊素材エクセロフトは温風で溶ける可能性があるため、メーカーは「乾燥機は不可」と言っている。微細な繊維が少しでも変形したら保温性が激落ちするからだ。そこで乾燥機には、ダウンシュラフ(裏返してある)とダウン ブランケットの2枚だけを入れた。化繊シュラフは濡れたまま放置。

布団も乾燥できる大型ドラム式乾燥機の蓋を開けて、ダウンのシュラフをいれる。

27kg用の乾燥機に、シュラフが1.5枚しか入っていないから空間の余裕が大きい。薄いダウン ブランケットは30分、厚いダウンシュラフはもう30分で計60分、乾燥させることにする。

ダウンは水に濡れたら乾きにくい性質がある。パッとみて乾いたように見えても内部に湿り気が残っていることがあり、そのまま仕舞うとダウンが潰れて保温性能が大幅に低下する。一度そうなると機能回復も望めずゴミ箱行きになる。それでは困るから、完全に水分を飛ばすまで確認しながら乾燥させる。

でも乾燥させすぎてもよくない。

自宅に持ち帰って、化繊シュラフは平干し

ダウンのシュラフは乾燥機のかけすぎは禁物だし、化繊のシュラフはまったく乾燥機にかけなかった。

化繊のシュラフは帰宅後に平干しする。吊し干しすると中綿が偏ったまま固まって保温性能が下がる可能性があるので、必ずヒラ干しする。

うちにはセーター用の平干し台が1コしかない。そこで無印良品の整理ボックスを並べて、その上に化繊シュラフを敷いた。直射日光は紫外線が強くてよくないから、UV加工された2重ガラスごしに横置きだ。

速く乾燥するように撮影用のレフ板も3枚並べた。

洗濯後の寝袋を干している

メーカーによれば完全に水分をとるため、夏なら一週間、冬なら10日間は干してください。とのことだった。というわけで、当面、日中はこのように干しておき、夜は風呂場の浴槽の上に置くことにする。風呂場は換気がよくされているから、洗濯物を干すには良い場所だ。

ダウンシュラフは吊し干し

ダウン製品は乾燥機でほぼ乾いているのだが、念のため風呂場に吊し干しした。水分はほぼ飛んでいるから吊しで問題ない。吊し干しの方が省スペースだしね。数日は干しておくことにしよう。

洗濯料金は締めて1500円

今回の洗濯は、洗濯機と乾燥機をあわせて料金は全部で1500円。

ダウンのシュラフをクリーニング店に頼むとたぶん1つにつき3000円くらいするから、3つ頼むとぜんぶで7000円くらいかかるかな? ま、お安く済みました。

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