ライカ 25mm/F1.4 で撮る インドの行者
ライカ ズミルックス 25mm/F1.4は、最近の僕のお気に入りレンズのひとつ。
もちろん(?)、ライカの名を冠してパナソニックが発売しているマイクロフォーサーズ用レンズのこと。外観デザインはそれなりだけと、レンズ性能はとてもよい。
換算50mm/1.4なので、ポートレートによく使っている。
50mmレンズの画角は、バストアップ撮影の距離まで人物に近づくとパースがややきつくなり、そこに独特のリアル感がでてくる。もし若い女性を美しくまろやかに撮りたいなら85mmレンズあたりを使うのだが、インドの行者を撮るなら50mmの立体感がちょうどいい。
撮影データ:Panasonic Lumix GX7
ISO: 200
絞り優先オート(絞り:F2、SS: 1/2500)
顔認識AF(ただし顔を認識してなかった)
ようするにオートで気軽に撮っている。
RAW撮影してLightroom5.5で簡単に現像した。
シャープネスは標準に設定。
等倍に現像した写真の部分はこちら。
インド人らしい肌の質感や、濃い髭、頭に巻いたターバンの布のややかすれた感じがよく出ている。気軽に撮ってこれだけ写るんだから素晴らしい。
2月はシバラトリ(シバ神が降臨する日で、2月の新月の前々夜)があり、インドの行者がネパールのシバ寺院に巡礼にやってくる。行者は托鉢をしながら遙々インドから歩いてくるのだ。
ポカラにいると町の方々で托鉢をしている行者の姿を見かける。
ポートレート写真の行者は、イタリア料理店でジェラートを食べているときに外からお店を覗き込んできたから10ルピーのお布施をして、ついでに手にしていたGX7+25mm/1.4でパパッと撮影した。
ぼくは、行者に出会ったら敬意を込めてお布施を10ルピー程度渡すことにしている。彼らはほとんど身ひとつで(上の写真の出で立ちで)、徒歩ではるばる旅をしているんだよ。余計なモノを持たずに。あれは理想の旅の姿だな。
ぼくもそうありたいのだが、ついカメラとレンズはたくさん持ってきてしまう。本当は、カメラ2台に28mmレンズと50mmレンズ(35mm換算)を着けて、それだけで身軽に撮影旅行が出来たらいいな。
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ディスカッション
コメント一覧
50mmレンズって凄いんですね!人物がハッキリ撮れてます!私的には等倍の方が面白いと思います!皺の一つ一つがくっきりと刻み込まれた感じや髭の細部まで、しっかり見れますねぇ~♪
私は昔、博多の天神の道端で行灯を置いて
占ってるスピリチュアルカウンセラーの仙人みたいなおじいちゃんから身軽になりなさい、スーツケース1個だけで世界中回れるくらいにと言われた事が有ります
エゴや執着を捨てると見も心も軽く成るのでしょう!カメラマンも最後には心の目で
パシャリと撮すだけでいける時代は来るのでしょうか?(^ー^)
行者さんは皆似た顔されてますか?
白い顎髭があると皆同じ様に見えちゃいます(苦笑) 仙人さんも白髭だったし、アルサナ先生も口から下だけなら行者さんに似てる!(笑)
有賀さんの人物の写真は表情が良く撮れてますね♪(^ー^)
澄んだ心の目で写真撮影できるようになりたいものです。
写真には自分の心が写りますから、機材や荷物は少ないほうがいい結果になりますね。旅写真の場合は。
行者さんは、みな違う顔をしています。
しばらくこちらにいると見慣れてきて、顔の違いなどがある程度分かるようになります。なかなかいい顔をされていますよね。皆さん。ぼくも身ひとつ、カメラは2台だけで旅をしたいな。
そうなんですか?皆さん違って見えるんですね?!心がいつも穏やかに居られると優しい笑みのあるお顔に成るんだと思います
温かなオーラに包まれてるような♪
私も目指す所は穏やかで居られる自分です
カメラマンさん達は心の目のフィルターを通して、撮られる人や風景、動物たちと会話してるのかもしれませんね?
私は犬とは会話は出来ないけど、テレパシーは通じてると感じています!(^ー^)