本日のお仕事は、2千年の歴史ある街アマランテへいってランチを食べてくること

ポルトガル

暑い日が続くなあ。
だからというわけではないが、涼しげな風景を求めて山間の古い町アマランテへやってきた。

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町の名は、紀元前4世紀にこの町を統治したローマ人アマラントの名を冠しているのだそうだ。日本でいえば縄文時代から続く町。歴史のある風景なのだね。

アマランテは、ポルトのRodonorte社のバスターミナルからバスで1時間の距離。ぼくは、古きよきヨーロッパ風情にあふれるこのバスターミナルが好き。ホテルから徒歩9分と近くてよかった。

朝9時発のバスに乗って出発。

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アマランテには朝10時に着いた。

旧市街はさして大きくない。橋の手前のバザール街と、対岸の教会があるだけ。2時間もあればほぼ全部の路を歩ける。

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いちばんの見どころは石造りのサン ゴンサーロ橋かなあ。

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いや、その向こうのサン ゴンサーロ教会かな。
ここは縁結びに御利益があるとかで、独身女性に人気の教会なんだそうだ。

ヨーロッパの大きな教会につきものの回廊。

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回廊の壁に、懺悔用の小窓が設置されていた。

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 アマランテはポルトガルの町らしく坂が多い。

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そして路が狭いから、車が通ると人々は壁にへばりつく。

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こういう中世の町を彷彿させる光景が、まるで映画のヒトコマのようだ。そういえば、"魔女の宅急便"の舞台となった町のモチーフのひとつがポルトだから、街並みの印象が宮崎作品と似ているね。

さて、2時間も歩き通したら、そろそろランチの時間。それに日も高くなるとともに暑くなってきた。そろそろ一休みしたい。写真で見ると景色は涼しげだけれども、実際には内陸部の気温は高く、日中は35度を超えて暑いのだ。

というわけで、川沿いのバルコニーにテーブルを並べたレストランにやってきた。

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2000年以上の歴史ある風景を眺めながらの絶景ランチだ。

ぼくが入った店は、上の写真の店のとなり。こちらです。

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気温は高いが、湿度ゼロパーセントだから日陰で座っていると心地よいのだ。

おなかがすいたし、ガッツリ肉料理を食べたいな。
英語のメニューをみていたら “Veal medallion with shiitake mushrooms" に曳かれた。おいしそうだな。添えられたシーテイク マッシュルームとはどんなキノコかと思って辞書をひいたらシイタケのことだった。ギャフン。

結局、grilled veal を選んで注文した。

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川に設けられた橋が涼しげ。食後にあそこを歩いてみたい。

と思っていたのだが、いなかのレストランらしくテンポがとにかくゆっくりで、注文をとりにくるのも、水を持ってくるのも、とにかく遅い。食事をしてカフェを飲んで支払を終えたら2時間ちかくかかってしまった。

それがラテンの国のランチのペースなのだけどさ。

ステーキは大変おいしくいただきました。

というわけで、ランチの後は午後の散歩をしてから、あそこに見える宮殿ホテルでハイティーを楽しむプランを考えていたんだけど、その時間はなくなってしまった。

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