今日もパエリア「料理は情熱だ」
旧市街の料理教室に行ってきた。
細い路地にある料理教室へは、コロンブスが新大陸到達の報告をイサベル女王にしたことでも知られる「王の広場」を通っていく。リドリー・スコット監督の映画「1492」では、シガニー・ウィーバー扮するイサベル女王が重々しい表情でこの歴史的な広場を眺めていたが、今も広場の雰囲気はどこかいかめしい。
だからといって料理教室もまたかしこまっているわけはなく、みんながつくる料理はスペイン料理と言えばこれ、というくらい有名な海鮮パエリアだった。
今日の参加者は11名。
英語圏からの人ばかりで、フランス人やイタリア人の姿はない。確かに、スペインに料理を学びに来るフランス人はいないだろうね。
シェフの楽しいトークを交えて、皆で野菜を刻んだり、ワインを飲みながら、時間をかけてつくりあげる。今日のシェフの名言は、料理は「情熱だ」。
料理をおいしくつくる秘訣は情熱を持って包丁を振るうこと。たらたらするのはもちろん、優雅にしてもおいしくならない。それって何にでも通じることなので、納得させられました。
できあがったパエリアは、さすが料理教室だけあってふんわりとして舌触りが豊か。あっさりとしながらも味わい深い。先日のモンセラートの食堂の出来合いものとは雲泥の差である。
こんなにおいしいパエリアならまた食べてみたい。
デザートはクレマ・デ・カタラナ。これも砂糖が控えめでおいしかった。
D7000
AF-S12-24/f4G
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