田園の散歩ではじまるバリ島の朝。お供のカメラはSONY RX100 M3
慌ただしい仕事が一段落したので、今週はウブドのB&Bプラサンティに移ってのんびりと過ごすことにした。このあたりは静かで、夜はカエルやトッケーの声がよく聞こえる。
朝、目を覚まして部屋の外に出ると、宿の飼い犬の"シロ"が扉の前に座ってぼくを待っていた。何のために待っているのかこれまで気にしたことがなかったが、今朝はふと思い立ってしっぽを振るシロの後をついていくことにした。
プラサンティは民家の奧にあるゲストハウス。典型的なバリの家を抜けて出入りする。門を抜けて、シロに先導されるまま角をまがって歩いていった。
この坂を下ると、いまいるこちらのプネスタナン村から、隣村のサヤンの田園にと景色が変わる。
さわやかな風にふかれて田園を歩く
ウブドの中心部はすっかり喧噪地帯になってしまったが、このあたりは、まだこんなに広い空間が残っているのだなあ。朝7時頃はまだ涼しく、風もさわやか。熱帯にいるとは思えないほど清々しいよ。
お百姓さんは暗いうちから農作業にいそしんでいる。
バリ人はお百姓さんに限らず早起きで、家のおかみさんはまだ暗いうちから市場へいってその日の食材を買ってくる。
東の方角には聖なるアグン山がそびえていた。
神さまにお供えをするお百姓さん。
バリ島は熱帯だから、田植えの季節は決まっていない。あぜ道を歩いていると、左側は田植えが済んだばかりで稲は青く、右側は金色の稲穂が頭を垂れていることがある。
気ままに植えているワケではなく、水の流れを上流から下流まで管理する組合の采配で田植えの時期が決められている。この水の管理組合をスバックといって、ユネスコの世界遺産に指定されているほどのきめ細かい仕組みによってバリ島の田園風景がつくられている。
この国も「瑞穂の国」だ。
などと稲に寄って写真を撮っていると、シロが「どうしたのかな」という顔をしてこっちを見ている。ごめん、ごめん、いま行くね。
しかしどこまで歩いていくのだろうか。
散歩のお供はSONY RX100 MIII
今日のカメラはSONY RX100 M3。
ZEISS バリオ・ゾナーT* 24-70mm F1.8-2.8という優秀なレンズを搭載していて、画質に優れるコンパクトカメラだ。24-70mmとは135換算の焦点距離。
RAWで撮影してLightroom CC で現像している。
スナップに申し分ないレンズだね。望遠域は長くないから、下のカモの写真は長焦点側で撮ってトリミングしている。
田んぼにはカモがつきものだ。
SONY RX100 M3のいいところは、電子ファインダーがあること。
カメラの背面液晶モニターは、かんかん照りの下では画面がぜんぜん見えないことがある。そんな時でもファインダーを覗けば画面がクリアに見える。
2017年春現在、散歩のお供に最適のコンパクトカメラだ。
SONY デジタルカメラ Cyber-shot RX100 III 光学2.9倍 DSC-RX100M3 by G-Tools |
そろそろ折り返し地点に
橋を渡り、
水浴びをして、
あっちこっちでおしっこをしながら、あぜ道をゆく。
おや、兄弟のような犬がいるぞ。
散歩もそろそろ終盤に。自動車通りを歩く
自動車通りへ出たら散歩はほぼ終わりのようだ。
この道はプネスタナンからカティランタンの方へ抜ける自動車通りで、ぼくも毎日、車やバイクでしょっちゅう走っている。
通りに面して、地元の人が経営するカフェがある。
ここで一休み。
朝は冷たいパパイヤジュースを飲みたい
店に入るまでは朝のコーヒーを飲みたいと思っていたけど、椅子に座ったら喉がからからなことに気がついた。冷たいフルーツジュースをごくごくっと飲みたい気分だ。パパイヤジュースを頼んだ。
いつの間にか8時をだいぶ過ぎて、太陽も照りつけてかなり暑くなってきた。
つめたいパパイヤジュースを楽しんでからプラサンティに帰宅。
バリ島の自然との調和を楽しむ、朝の散歩コース。
こんなに広々とした空間が、こんなに身近にあったことに気がつけてよかった。
シロの先導についていくだけだから安心して歩ける。ざっと1時間ほどの、オススメのコースだよ。
そして1日が始まる。
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