ぼくがレストランで必ずやること。それをするとウエイトレスがフリーズする。
日本人なら当たり前の感覚が、外国ではぜんぜん通用しないことがある。食事の作法もそのひとつ。
バリ島の人は、一家そろって食卓を囲むということがない。
バリ人は、お腹が空いたら、おのおのが台所へいっておひつ(みたいなもの)から食べたいだけをお皿にとって、その辺に座って食べる。「その辺」というのは本当にその辺で、日本でいえば玄関や廊下みたいなところに座って食べている。
いや、そもそもバリの家には玄関も廊下もないから、勝手が違すぎて文字では簡単には紹介しにくいんだけど…
どっちが正面ですか
さて、レストランで料理を撮影するときに必ずすることは、出されたお皿のどちらが正面かを聞くこと。
日本だったらそういう質問はしないかもね。お皿を置くときはお客の方を向けて置いてくれる筈だ。
しかしバリ島では、持ってきてくれた女の子に「料理の正面をカメラに向けてテーブルに置いてください」というと「え!」といったまま固まってしまう。
料理に前や後があるなんて、そんなことは考えたこともない。という以前に「ご質問の意味がわかりません」という顔をして固まっている。
そこでシェフを呼んで聞いてもよいのだが、どうせ「お好きな方を向けてください」という答えが返ってくるから、いちいち呼ばなくてもいいか。
というわけで、固まってる女の子には戻ってもらって、それらしく見えるように料理を並べてパチリ。
最後にデザートを持ってきてくれた男の子をパチリ。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません