買い損ねた人も再入手のチャンス!「盗作写真 損害賠償&削除要請マニュアル」
2月20日に発売されるアサヒカメラ3月号。
表紙は、季節をさきどりした桜の写真。現実世界ではきのう春一番が吹いたばかりだけど、雑誌の世界はすでに3月号なのですね。
桜の花に近寄ってみると、おや、興味深いことが書いてあるぞ。
ネットから盗作写真を駆逐せよ!
「損害賠償&削除要請マニュアル」が再掲載されている。
2月号は好評すぎて完売
2月号に掲載されたパクリ対策記事が好評すぎて品切れになってしまったので、再掲載されているのだ。通常の1.5倍刷っているのに売り切れてしまうのはスゴイ。求められている記事なのですな。
なお、売り切れている筈なのに都内の書店で平積みになっているのを見たとおっしゃる方がいらっしゃいますけど、取り次ぎを通すという本の流通の仕組みでそういうことが起こることもあって、べつに読者をたぶらかしているわけではないのです。通販ではあっという間に品切れになりました。
ぼくは旅するフォトグラファーなんだけど
ぼくの周囲の写真関係者たちが、悪質なパクリサイトNAVERまとめの被害を受けても泣き寝いりして枕を濡らしている様子を見て(見てない)、NAVERまとめの悪業を止めたい一心でブログ記事を書いていたら「NAVERと闘う男」と呼ばれるようになってしまった。
本来のぼくは「旅するフォトグラファー」です。
ネット界の闇があらわに
今日の読売新聞を手に取ったら、ネット界の闇の姿が一面トップで取りあげられていた。こちらは広告料を詐取する方法。
この記事はネットでもこちらで配信されている。パクリ記事を集めてサイトをつくり、閲覧数を水増しして広告料をだまし取っている、悪質なサイト運営者も結構いることだろうね。
ネットが「あてにならない、つまらないもの」に成り下がってしまわないように、ぼくら一人一人が悪質なサイトに抗議しつづけていきましょう。まだ声を上げていない人は、ぜひ3月号の「損害賠償&削除要請マニュアル」を読んでください。
アサヒカメラ 2017年 3月号
朝日新聞出版 2017-02-20 by G-Tools |
ディスカッション
コメント一覧
私もアサヒカメラの記事を参考にさせていただいたのですが、無断転載された写真は削除されたものの損害賠償の支払いは拒否され、発信者情報開示請求を行ったところ「すでに画像は削除されているので侵害行為は解消されている、開示はできない」という回答でした。
数年間無断転載され続けていたのにこの回答はあんまりです。
この場合発信者情報開示の裁判を起こすしかないのでしょうか。
窃盗団の一味が、発覚後に「盗品を返したのだから犯罪にならない」と開き直っているようなものです。その回答で納得したら相手の思うつぼです。相手は私たちを舐めきっているのです。
すでに画像が削除しても、画像を使用したのですから損害賠償義務がとうぜんあります。
もしかしたら記事は(DeNAがそうであったように)内部作成したもので、発信者が実はいないため開示できないのかもしれません。そこで発信者情報保全の仮申請と、開示請求の裁判を始めましょう。YSさんが本気だと知ったらあわてて和解を求めてくるかもしれませんよ。