花粉症・鼻炎だけでなく風邪の予防にも! ハナクリーンで鼻穴を洗うとスッキリ
ぼくは軽い鼻炎をわずらっている。かれこれ20年も付きあっていて何かと不便だ。それが先日、花粉症の人に勧められて鼻洗浄をこころみたら、大変具合がよかった。
鼻洗浄は、鼻の穴の汚れ、ウイルス、花粉を水に流してきれいさっぱりする健康法。鼻うがいともいい、鼻孔の保湿もできて体にやさしい。冬の乾燥した空気で鼻孔を痛めて風邪をひくケースはこれで予防できる。春は花粉症対策になる。ヨガでも毎朝することが勧められている健康法だ。
ぼくはこれまで知らなかった方法だが、とくに難しい事をするわけではなく、洗顔や歯磨きと同じように毎日するとよいそうだ。確かに、毎朝布団から起きたら顔を洗っているし食後は歯磨きをするのに、鼻孔の掃除をしないとあっては、鼻腔内はさぞ汚れたままになっているに違いない。
さっそくAMAZONで鼻洗浄器 ハナクリーンを探して注文した。
こういうものがあるのですね。
比較検討して、選んだ鼻洗浄器はこれ
鼻洗浄はもともと古くからあるヨガの健康法のひとつ。ヨガの先生は心身を清潔にするため水差しで鼻に水を器用に注いで掃除するそうだ。ヨガのマスターが鼻洗浄につかう水差しはネティポットと呼ばれ、通販で実売800円程度で安い。
しかしぼくは、花粉症に悩んでいるヨーギニー(ヨガをする女性)から、値段は高いけれどこっちの方が使いやすいという「ハナクリーンα」というベタな名前の鼻洗浄器を教えてもらい、Amazonでポチった。
ネティポットは安いけど、水をこぼさずに鼻に注ぐのは相当慣れが必要で、ハナクリーンの方がずっと簡単そうだ。製造は東京鼻科学研究所というところの製品で、花粉症にかなり効果があるとのことだった。
鼻洗浄のすすぎ水の作り方
すすぎ水は必ず体液と同じ0.9%の濃度の塩水を使う。
生水は鼻がツーンとして大変痛いから、体液と同じ濃度の食塩水をつくるのだ。水温も体温と同じか少し高い38〜42度くらい。この範囲内なら快適に鼻洗浄ができる。
うちでは、蛇口をひねればちょうど42度の温水が出てくるからこれをハナクリーンのケースに満たして使っている。簡単なものだ。ハナクリーンαのケースには温度計が貼ってあるから水温管理に気を遣わなくていい。
ぼくは、ハナクリーンαの製造元が販売している、1回分の塩3gパックをまとめ買いしている。
ヨガの先生は40度の温水に市販の天然塩を自分でティースプーンでまぜて鼻すすぎ液をつくるそうだ。それなら費用がかからなくていいね。でも忙しい社会人は、僅かな金額よりも時間と手間を省きたい。
鼻のすすぎ方
ハナクリーンαのノズルを、鼻の穴に少し隙間ができる程度にあてて、「えー」と発声しながら勢いよく水を噴射する。ノズルの向きは、やや内側に向けた方がいいみたい。
水を噴射すると、反対側の鼻の穴や、口から水がダラダラと流れ出てきてしょっぱい。洗浄している感もあふれている。両方の鼻を洗うとスッキリする。
終わったら残留水を鼻から出す
すすぎが終わってからもしばらくは鼻腔内に水がかなり残っている。といってもふつうにしていると気がつかない。
しぱらくしてから、かがんだり、胸に力をいれたときに残留水がつつーっと流れてくることがあり、そこではじめて「鼻腔内にこんなに水があるのか」と気がつく感じ。これが、汚れやウイルスだったら、そうとう汚れが溜まっているということになるのではないか。
鼻毛を切った後に風邪をひく人がいのは、汚れと乾燥が一層進むからだろう。しかし鼻洗浄をすることで保湿が期待できる。
残留水は透明な鼻水のようにみえるから、人前でポタポタ出てくるとアレなんで、鼻洗浄後に頭を下げる姿勢をとって水出しをする。それにはヨガの「うさぎのポーズ」がよい。
ウサギのポーズ(ササンガーアーサナ)にも鼻の通りをよくし、眼の疲れや肩こり改善する効果がある。体が柔らかい人は前屈をしてもいいかな。ぼくは膝を伸ばし、両手を床につけて、前屈体操も兼ねて鼻から水を抜いている。
鼻のつまりが改善した
片方の鼻を指で押さえて反対側の鼻で呼吸をする、片鼻呼吸という方法がヨガにある。自律神経を整えて心を落ちつかせる効果がある。しかしぼくがこれをすると左の鼻孔がつまり気味のため呼吸が苦しくなり、心が落ちつくことはなかった。
それがハナクリーンαで鼻洗浄をした後は鼻の通りがよくなって片鼻呼吸がしやすくなった。もちろん日常の両鼻呼吸もしやすい。
これまで10年以上も耳鼻科に通って薬を処方してもらっていたが、それが必要なくなった。耳鼻科と薬局に支払う料金がなくなっただけでもハナクリーンαを購入した甲斐があった。AMAZONのカスタマーレビューを呼んでもほぼ絶賛状態。効果の程は、劇的に効果があった人もいればまあまあな人もいるようだが、総じて高い評価だ。
現代医学では解明できない謎の病気、鼻炎
かかりつけの耳鼻科の医者によれば鼻炎とは現代医学では謎の病気で、原因も対策も分からないのだそうだ。そもそも鼻炎という病気があるわけではなく、原因が分からない鼻の症状をひとまとめに「鼻炎」と呼んでいるだけだという。
風邪や癌も、十把一絡げに風邪や癌と呼ばれているだけで、個人によって別の病気だと聞くが、それと同じで、よく分からないからひとまとめにされているだけ。
実は、ぼくのいとこは関東の県立大病院に勤めている耳鼻科医なのだが、夫婦そろってぼくと同じアレルギー性鼻炎だ。そして、夫の専門の西洋医学では鼻炎が治らないから、妻の方は漢方での治療を始めた。しかし夜は遅くとも10時までに就寝して体質改善してくださいと指示されて根気が続かなくて治療を止めてしまった。
鼻炎はややこしいし、多くの人が患っていても命に関わるものでもないから研究も対策も進められておらず、患うとまず治らないのが現状。
鼻洗浄で毎月の出費が2200円〜1万円近く減った
鼻炎は治らないから、耳鼻科にいっても点鼻薬と薬を処方してくれるだけで、それ以上なにもしない。ぼくはこれまで毎月1回、処方箋代+薬代で2200円出費していた。
2200円ならまだいい。30代の頃住んでいた国分寺の耳鼻科では、鼻腔内に薬を噴射するために「できるだけ毎日来てください」と言われたので、毎日、1回450円の診療を続けて月額合計1万円支払ったこともあった。待ち時間と通院時間をあわせて1回に1時間近くかかることもあり、時間的にも大変な労力なので、通院をやめてしまった。 そしたら鼻が詰まって難儀した。
トータルすると劇的に出費が減る
鼻洗浄器ハナクリーンαの価格は5500円ぐらいするから高価に感じるが、これのおかげで耳鼻科と薬局に支払う分がなくなったからトータルすると劇的に出費が減った。買って良かったものナンバーワンの1つだ。
春先に鼻をすすると「花粉症ですか」と訊かれる。
ぼくの鼻の症状がよくないのは通年のことで季節は関係ないが、それだけ花粉症に苦しむ人が多いのだと思う。ぼくはハナクリーンαを花粉症の人から勧められたので、花粉症にも効果が高いと思う。
ハナクリーンの種類
東京鼻科学研究所のハナクリーンはサイズが3種類ある。用途と症状によって選ぼう。
ハナクリーンS(ハンディタイプ鼻洗浄器)
コンパクトで安価。水の注入がしにくい。
水流が弱くて洗浄力はハナクリーンαに比べて低い。
ハンディタイプというだけあって携帯専用。外出時に使うもの。
乾燥が気になり、外出や出張時にも使えるのは健康管理に役立つ
自宅で使うならハナクリーンαがいちばん使いやすいと思う。サイズは大きすぎず、洗面台の横に10cm四方の空きがあれば置ける。
鼻詰まりを感じる人、花粉症の人には、鼻の穴の汚れを落としてスッキリする鼻洗浄をオススメします。
電動鼻うがいが新発売
その後、電動の鼻うがい機が登場した。アマゾンでの評価もいいみたいだし、これから買うならこちらも選択肢に入れてもよいと思う。毎日のことなので簡単な作業はオートでできた方がよいかもしれない。
とはいえ、人間の手は意外にパワーがあるものなので、電動式に比べてハナクリーンの機能は遜色ないと思われる。
鼻を洗わないなんて食後に歯を磨かないようなもの。鼻詰まりでない普通の人でも風邪の予防になるし、毎日歯を磨いたり顔を洗うのと同じように、鼻も洗うことをオススメします。
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