一眼レフ VS ミラーレス プロはどっちを選ぶ
このところ、ミラーレスカメラを使うプロカメラマンがちらほらといる。
ぼくの周囲でも、メインカメラがニコンの一眼レフであれキヤノンであれ、ミラーレスカメラを買い足した人がけっこうな割合でいる。長年、ニコンの一眼レフのユーザーであるぼくも、昨春にソニーNEX6を購入して、ミラーレスカメラのユーザーになった。
画質の点では、大概のミラーレスカメラはすでに、多くの分野でプロの仕事に堪える水準になっている。フジフィルムは自社製品を「フルサイズに匹敵する、いやそれ以上の画質」と誇らしげ謳っているほどだ。まあ、フジフィルムは長年プロ用フィルムを作ってきた特別な会社なので、特に高い水準にあるかもしれない。友達のフォトグラファーが安くなったX-E1を買ったんで、彼のメインカメラである某フルサイズ一眼レフとどっちの方が画質がいいかを聞いたら、X-E1の方がきれいに撮れると率直に言っていた。
だからといって、彼がX-E1をメインで仕事に使うことはない。
世の中を見渡しても、今のところ、ミラーレスだけで仕事をするプロほとんどいないと思う。大概は、ミラーレスを趣味のカメラとして使っている感じだ。
カメラの信頼性
ミラーレスカメラをなぜプロが仕事で使わないかといえば、信頼性の点で頼りない。一口にプロといってもそれぞれ置かれている環境がぜんぜん違うから、求める機材も皆違うんだけど、カメラを選ぶときに信頼性を最重視するのは、皆同じ筈。
カメラの信頼性がどう醸し出されるかというと、
- システムの万能性
- 操作のしやすさ
- 壊れない堅牢性・いざ壊れたときの保守体制(プロサービス)
- 見た目の立派さ
これらの要素が絡んでいる。
まず(1)のシステム性からいえば、フジフィルム、オリンパス、ソニー、その他どのメーカーもレンズのラインナップが足りない。撮影分野が限定されているフォトグラファーならいいかもしれないが、ほとんどのプロには現状は物足りないと思う。
ソニーは、フルサイズセンサーを搭載したα7を発売したり、このところ物凄い勢いで体制を整えている。しかし、何というか、レンズが揃わないのに新マウントや新型カメラを乱発している感が否めない。
新しい規格の製品をどんどん作って、もし売れなければ規格ごと生産を止めてしまうのだろうか。そういった家電メーカー的手法がソニーの活力の源泉なのかもしれないが、システムの先行き不透明な現状では、仕事で使うカメラにソニー製品を選ぶ人は少ないだろう。
それにα7はデザインがヘン。(4)と共通するが、α7を首から提げて現場に現れたら、クライアントを不安に陥れること間違いなしだ。
(2)の操作性だが、これも、こなれていないカメラがほとんど。
カメラの設計者って、自分で撮影する機会が少ないのだろう。せいぜい子供の運動会にカメラを持っていくぐらいなんじゃないかな。忙しい現場でどういう操作体系にしたら使い勝手がいいかを、まったく知らない、分かっていない。ということがカメラを持つと分かる。その点ではフジとソニーはもちろん、パナもオリも不合格点しかあげられない。
特に重要なのは(3)だ。
スタジオで丁寧にカメラを使うタイプのフォトグラファーには関係ないかもしれないけど、ぼくのように外を歩いて撮影するヒトはよくカメラをぶつける。ニコンのカメラと単焦点レンズはわりと頑丈なんだけど、それでもズームレンズは構造が複雑だから壊れやすい。ましてやミラーレスカメラでは、ねえ。
そのカメラで大丈夫ですか
(4)なんだけど、見栄えはかなり重要な要素だ。
クライアントから「そのカメラで大丈夫ですか」と言われたら面倒だから、できるだけ大きい一眼レフカメラを使うのがプロ。なんとゆーか、「そのカメラで大丈夫ですか」とか聞く仕事発注人が本当にいて、「プロが持ってるんだから大丈夫に決まってんじゃん」といいたいところだが実際にはもう少しソフトに「大丈夫です」と返したりする。
ぼくの経験では、カメラのペンタ部に「Nikon」と書いてあればそれでOKみたい。
以前、取材の途中で、肩から掛けているカメラをD300からD3100に替えたことを、同行の編集者はまったく気がついていなかった。ブランド力の威力をその時に知ったね。特に女性クライアントは気がつかない。「Nikon」でなくて「Canon」でももちろんOK。でも「Lumix」じゃあダメダメ。その編集者はD300とD3100の違いが分からなかったくせに、ぼくがGX7を持った時「それで撮影するんですか」と本当に聞いてきた。あたりまえじゃんねえ。カメラを手にとって他に何をするんだろう。
でも、ご心配をお掛けても申し訳ないので、普段のぼくは、GX7を使うときは必ず反対側の肩にNikon D7100をかけることにしている。
ぼくのような者でもそんな感じだから、広告関係のカメラマンは絶対にミラーレスを仕事では使えないだろう。「仕事を舐めている」とか思われちゃうからね。カメラマンは接待業の一種だから、仕事を発注する人を楽しませなければならないのである。
ところでキヤノンは、ミラーレスにはとんとヤルキが感じられない。
EOS Mを発売して一年以上経つのに、専用レンズが3本しかない現状を見れば、たぶん誰もがそう感じているだろう。
対してニコンは、ミラーレスにも力を入れて開発している。ボディーは次々に発表されるし、レンズはナノクリスタルコートを施した32mm f/1.2も発売している。
といっても、プロのカメラマンが「ニコワンも使っているよ。あれはいいカメラだねえ」と嬉しそうに語る姿をぜんぜん見かけないから、やはりニコワンには何か物足りなさを感じるのだろう。仕事用のカメラというコンセプトじゃないから、それでいいんだろうけど。
オリンパスやパナソニックが背水の陣を敷いてミラーレスカメラを開発しているのに対して、ニコンやキヤノンにはそこまでの決意が感じられないのは、この二社で一眼レフの90%近くのシェアを確保している、圧倒的な販売力によるものだろう。ニコンとキヤノンが、いまある一眼レフに取って代わるほどの高性能なミラーレスカメラを発売する理由が、全くないのだ。
プロが使うカメラは
技術的には、ここ数年、ミラーレスは急激に進歩している。
しかしながら一眼レフも同じスピードで進歩している。一眼レフは、常にミラーレスの先を走っている。その差はなかなか縮まらない。
そんなこんなの状況で、広告関係のカメラマンがミラーレスを使えるようになるまでには、早くともあと10年はかかると思う。そして、その時が来ても、カメラマンはやっぱりニコンやキヤノンがリリースするミラーレスカメラを使っているだろう。
ゆくゆくは、ミラーレスが一眼レフに置き換わることは間違いない。
その最大の理由は、ピント精度。画素数が多くなればなるほど高いピント精度が求められるが、一眼レフのように撮像素子とAFセンサーが別の場所にあるシステムは、ピント精度がどうしても甘くなる。それに対してミラーレスのコントラストAFなら、確実なピントが得られる。
ただし現状では、ミラーレスのAFはスポーツの激しい動きについていけないとか、カメラを振ると画像がゆらいで見にくいとか、そんな状態で長時間ビューファインダーを除いていると酔ってくるなど、制約が多くて真剣には使えない。
もうひとつ、ミラーレスの利点はレンズ設計に自由度が高いこと。特に広角レンズは、設計が容易で、かつ高性能な物を造りやすい。これは大変魅力的なことだ(望遠レンズはこの利点に関係ないけど)。
ミラーレスは未だ黎明期
ニコンは今、来るべき新時代のカメラがどんなものになるかを、じっくりと時間をかけて検討している。それはもちろんミラーレスシステムだ。では、具体的にどんなシステムなのか、そして、いつリリースすればいいか。もしかしたら、ソニーのAマウントのように、現在のシステムとシームレスに繋がっていくかもしれない。
あるいは、新マウントを採用して、Fマウントのレンズはアダプタを介して使用できるようにするかもしれない。いずれ、タイミングをみて発表されることだろう。それが何年後のことかは分からない。ニコンの人も決めかねているだろう。
キヤノンが一眼レフに替わるシステムの研究をしているか知らないけど、力のあるメーカーだから、初動で出遅れたとしても、後から充分挽回してくるだろう。
実際、1986年頃のカメラのAF化の時も、2000年前後のデジタル化の時も、ニコンより随分と出遅れ感があったけど、後からバッチリ挽回したのは皆さんご存知の通り。きっと、誰もが驚くような新システムカメラを開発していることと思う。
プロが本格的に仕事でミラーレスを使う時代が来るのは、ニコンとキヤノンが揃って本格的ミラーレスシステムを発表してからのことになる。そんなワケで、当面の間、プロのフォトグラファーが仕事で使うカメラは、ニコンかキヤノンの一眼レフだ。
そして、将来やってくるだろうミラーレスの時代も、プロが使うのはやっぱりニコンかキヤノンのミラーレスカメラだ。それまでの間、ぼくは貯金をして待っているか、それとも待ちきれずにオリンパスかフジフィルムのミラーレスを買ってしまうか、悩ましいところだ。
この記事は2014年1月に書かれたものです。
デジタル環境は変化が速く、現在とは異なる状況であることにご留意ください。この記事は、当時はこうだったというアーカイブとして残しておきます。
その後、ぼくはメイン機材をミラーレスカメラのマイクロフォーサーズに移行しています。ミラーレス各社のシステムはまだニコンには及びませんがさして遜色ないところまできたことと、なかなかニコンがミラーレスを発売しないことから、苦渋の選択です。2018年現在、ぼくはLumix GH5をメインカメラにしています。
ディスカッション
コメント一覧
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プロから見てもフルサイズよりx-transなんですね。フジの10,000円キャッシュバックは今月14日までなので、悩ましいところです。
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X-Transもいいですが、画像エンジンが抜群に優れています。フジフィルムのカメラで写せば「写真」が撮れますよ。他のメーカーのカメラだと「画像」になりがちです。キャッシュバックは悩ましいですねえ。
これから先スマートフォンでの撮影が当たり前の世代が台頭するにつれ、ミラーレスの撮影方法に抵抗感のない人間が増えてくると思います。
僕自身一眼レフを使っていますが、ファインダーを覗くよりEVFモードでの撮影のほうが感覚的にわかりやすいです、宝の持ち腐れな真似ではあると自分でも思っていますが…笑
hofさん、こんにちは。
実は、経験豊富なプロカメラマンの多くも、液晶モニタを見て撮影するスタイルに抵抗感がないんですよ。というのも、フィルム時代にしていた大型カメラでの撮影方法と似ているんです。構図決定にはビューファインダー式の方が便利だと皆知っています。ただ、もう少しモニタが大型なら尚いいのですが。
一眼レフも、軽量なNikon D750や、5000万画素越の新型Canon EOS5Dsが発売され、多様性があり面白くなってきましたが、2大メーカーからフルサイズミラーレスカメラが発表されたら、カメラ界は大きく変わるでしょうね。
最近ミラーレス一眼カメラは、今流行の『自撮り}』の機能満載ですね。ユーチューバーなる人たちの影響も大きいんでしょうか?かわいい女の子の自分撮りビデオなら歓迎ですが、おっさんの顔をドアップで見せられてもなあ・・・。今私はコンパクトな高位機種のカメラを物色中ですが、いろんな特徴を持った機種がラインナップされていて、ふと気づくと「一体俺は何をとりたいんだっけ?」と思っちゃいます。SIGMAのカメラに興味が沸いています。
都井さん、こんにちは。
旅先でも自撮りをしている人をよく見かけます。
昨今はFaceBookなどSNSにアップするのが目的なのでしょうかね。動画ならYouTubeにアップしているのかもしれません。確かにおじさんの顔を見てもちっとも嬉しくないです。おじさんは自分の写真をアップするのは自粛してほしいですよねえ。
カメラに新しい機能が付加されると、自分に必要がなくてもつい機能欲しさに買ってしまったり。で、結局使わなかったり。
SIGMAのカメラはいいですね。
ぼくもほしいです。作品を撮るならSIGMAのカメラがいいかなあ。
初めまして、現在スマホで写真を撮っていますが一眼レフを購入したいと思っている者ですが、Nikonの一眼レフと富士フィルムのミラーレスで悩んでおります。
複数の店舗で店員に聞いたのですがX−T1は良いですよと言われましたし、
X−T1とD7200だとどちらがいいんでしょうか?ある店員さんが言うには
X−T1と比較するならD750とまで言われましたがそんなに良いのでしょうか?
主に桜や紅葉、京都の寺社や風景を撮影したいです。
広瀬さん、こんにちは。
候補に挙げられたどの機種もいいカメラです。
いずれも「プロのカメラ」といってよいと思います。
X-T1をD7200とD750のどちらと比較すべきかは、ミラーレスと一眼レフとでは立ち位置が違うから何とも言えませんが、画質という点でのみ比較するならニコンのどちらと張り合ってもX-T1が勝利することが多いと思います。
とくに京都の寺社の紅葉ならX-T1のベルビアモードで撮影したいですねえ。
もし、ぼくが京都の寺社だけを撮影するカメラマンならX-T1を選ぶと思います。それ以外の撮影があればそれによって考えますけど。
有賀さん忙しい中自分みたいな者に返信有難うございます。
主に京都の桜や紅葉がメインですがごく稀に風景画を撮る事もあります。
ですが問題無さそうですね。実際にファインダーを覗いた時の赤や青の
色合いが全然違うように思えました。後は-X-T1では無くてX−T10を
購入してその分レンズを購入しようかなとも思っていますが悩みますね。
因みにライトアップ撮影だとどんなレンズがいいのでしょうか。
後現像についてですが初心者なので分からないのですがX−T1だとJPEG
とROW現像のどちらが良いのでしょうか。そんな事も知らないのかと
言われるかもしれませんが現在PCの買い替えを検討しておりROW現像なら
それなりのPCが必要だと思いますので・・・。
X-T1とX-T10のどちらがいいかは悩ましいですね。
画質はまったく同じ(筈)だから、それ以外の要素を比較すると、操作性はX-T10の方がよく、ファインダーはX-T1の方がよく、価格はX-T10の方が求めやすい。悩ましい…..。カメラ店で手にとって、気に入った方を購入すればいいと思います。
ライトアップ撮影は、 その場のライトの状況によって変わってきますが、照明が多ければXC16-50mmF3.5-5.6 OIS II なら手持ちで撮れるかもしれません。この範囲の焦点距離のレンズを使うことが多いから、まずはこのレンズを使ってみてください。
フジフィルムのカメラは、他のメーカーと違ってJPEGの画質が非常に良いからJPEG撮影されるとよいと思います。フジフィルムのJPEGはきれいですからね。ただ、紅葉を前にしてただシャッターを切ってもいい写真は撮れません。構図や、光の方向、フィルムシミュレーションの設定などを考えて決めてからシャッターを切って下さい。
念のために保険でRAWも同時保存しておきましょう。その場合は現像ソフトとしてAdobe Lightroomを別途購入します。フジの色を再現できる現像ソフトはLightroomだけなので。
つまりJPEG+RAWで撮影することをお勧めします。
X−T1のレンズキットのXF18−55mm2.8-4RLM OISとXC16-50mmF3.5-5.6 OIS II は
画角などが近いきがします。そこで価格comでXC16-50mmF3.5-5.6 OIS II を調べたのですが書き込んだ全ての人が高評価でした。レンズキットをやめてこのレンズと単焦点を1本購入するのもありかななんて思ってしまいました。でも富士フィルムってカメラもレンズも素晴らしい評価ですし、つくづく写真が好きなんだなって思えてきました。早く買って紅葉シーズンに間に合わせたいですね。
その2本のレンズは画角が近いですが、広角側の16mmと18mmはたった2mmの違いでも使い勝手がかなり違います。18−55mm/f2.8-4の明るさも魅力的なのでどちらを選んだらいいか悩ましいですね。夜景を重視するなら18−55mm/f2.8-4、日中の撮影を重視するなら16-50mmF3.5-5.6 、という基準になると思います。
風景写真ならフジフィルムのカメラが色が綺麗でいちばんいいでしょう。ぼくもほしいのですが、何種類ものマウントを持っていても使い分けが煩雑になるので思いとどまっています。
mm改めて整理しますと僕の撮影スタイルは基本的には日中の風景画です。その中でも桜と紅葉の時期には京都に出掛けてて、桜と紅葉はライトアップをしていますので夜間も撮影しています。現在はスマホでズーム無しで自分の撮りたいように動いて撮影しています。
初心者なのですが人間の目に近い標準画角と広角とマクロレンズの3本が欲しいなと思ってました。多分京都や普段の撮影では標準画角?の出番が多い気がするのですが、九州に帰省した際に久住阿蘇や湯布院等に出かけると広角が欲しいなて思いますし、桜や紅葉の季節はマクロも欲しいななんて思ってしまいます。欲張りすぎですね・・。一番きになるのはXF35mmF1.4Rなんですがやはり最初はレンズキットがいいのか有賀さんオススメの
XCレンズなのか迷いますね。。
レンズの種類が多ければそれだけいろんな表現が出来るから、だんだん増えてくるんですよね。でも多すぎてもいいことがないので、自分に合うレンズを探してみてください。買う前は「このレンズはいい」と思っても、実際に手にしてみたら使わなかった、ということもあったりして、毎回勉強させてくれます。
ご無沙汰しています。あれから店頭で実機を見て触れたのですがやはりX-T1の方が高級感もあって良さげでした。それとレンズなんですが現在はスマホで撮影しているのでズーム撮影はしていないので標準レンズでは無くて普段用にXF35mmF1.4Rを風景写真用にXF16mmF1.4WRを購入しようかとも考えています。それとrow現像ソフトなんですが購入候補のパソコンには下位機種にはAdobe® Photoshop® Elements 12が、上位機種にはAdobe® Photoshop® Lightroom® 5が付属しているのですがどちらも変わらないのでしょうか?
ズームレンズを買わないで、単焦点レンズを交換しながら撮影するなら写真撮影のセンスが磨かれるでしょう。いい判断だと思います。ぼくも20代の頃はずっとそうしていました。
Photoshop Elementsと Lightroomは、画像エンジンが共通だから素で現像するなら同じ結果(写真)になります。けれども操作方法がぜんぜん、まったく違います。まったく違うから短い文ではとても説明しきれませんが、あえていうなら数枚の写真を1枚ずつ念入りに調整するならElements、多くの写真をどんどん調整するならLR、でしょうか。
LR 5は旧バージョンですね。古いからバンドルされているのかな? X-T1のRAFファイル(RAWデータ)が開けるかご確認下さい。現在のLRはv.6です。
こんにちは、ご無沙汰しております。
D7100に加えて今年の4月にGX7導入したsasakenです。
またまたやってしまいましたので、こちらでご報告させて頂きます…(^^;
約半年程散歩スナップ中心に使用しておりましたが、何だか『自分には使いきれない高機能を小さすぎるボディに詰め込んだような操作感』とjpegの絵にもうひとつ馴染みきれずにおりまして、ふともう一度富士のXシリーズに興味が戻ってしまいました。たまたまオークションで格安の未使用XE-1(今さらですが)を見つけてポチッとしてしまい、本日到着した次第です。
巷ではスローカメラなどとも言われておりますが、手にした感覚は懐かしのFE2に近いものがあり、操作感も好みで妙に馴染んでしまい、NEXから始まったミラーレス難民もようやく落ち着く…かもしれません(笑)
噂のjpeg画質を楽しむべく、今からちょっと散歩して参ります~。
長文失礼致しましたm(__)m
sasakenさん、ご無沙汰しています。
未使用のXE-1を落札とは渋い選択ですね。スローカメラの評判は褒め言葉かな? カメラは自分の目と手だから、感覚的にしっくりとくるカメラを選ぶのがいちばんいいと思います。
ぼくはいまだにミラーレス難民でます。マイクロフォーサーズのカメラとレンズはそろってきたけど、ソニーも気になっていますし。そういえばインドネシアのフォトグラファーは、これまでキヤノンの一眼レフをつかっている人が多かったけど今年になってからフジ率がすごく高くなってきました。
フジのカメラを楽しんでくださいね〜
α7IIとNexとContaxのユーザです。
Sonyにレンズが足りないとよく言われますが、ウソです。シグマやタムロンは知りませんが、独CarlZeissがEマウント単焦点をかなり出してます。超広角から中望遠まで暗いMFと明るいAFです。それにアダプターつければ世界中のレンズが使えますし。
ぼくもツアイスほっしーなーとは思いますが、85/1.4で50万円では手が出ません(世界最高性能と能書き垂れてます)。で当面はPlaner85/1.4とSonner85/2.8で行くことにします。そやけど、レンズメーカーなのにツアイスだけは純正の何倍。レンズメーカーって安さで勝負のはずなんやけど老舗やからか威張ってるなあ。そのうちMFの方でもひとつ(MF85/2.0で14万円、これもスゲー高い)
Eマウントレンズは当面キットだけ、コンタックスとレンズ共用でやります。まだエクター100フィルムありますんで。(粒子もシャープネスもデジとそんなに負けませんよ)
gkrsnama さん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
このエントリーは2年前に書いたものです。変化が速いデジタル界にあっては現状と内容がそぐわない部分があると思います。
当時、ソニーはα7という誰がみても未熟なカメラを発売して、各方面からケチョンケチョンに言われていました。システムの将来性も危ぶまれていました。それがよほど悔しかったのか、ソニーはそれから一年足らずのうちにα7IIを発売しました。これがかなりいいカメラだったので一転してプロでも購入して使っている人が結構います。
いずれ、ニコンやキヤノンもフルサイズミラーレスに参戦してくるでしょう。まだ当分先のことだと思いますが、そのころに当記事を「こんな時代もあったんだなあ」と読んでいただいてもいいかと思います。
それから、ぼくは仕事で撮影しているから、MFレンズをアダプターでα7に着けるといった遊びはしません。そういうのは趣味の世界のことで、忙しい現場ですることではないからです。ソニーのレンズのラインナップは、ニコンやキヤノンに及ばないといった点はまだ変わっていないと思いますねー。
>液晶モニタを見て撮影するスタイル
三脚立ててキレかぶればいいんですが、手持ちだとぶれませんか?後ろから日が当たったらみにくくないですか?
おれのNexはファインダないけど、無理に筒と接眼レンズつけてファインダまがいにしてますよ。
屋外で後から陽が当たったら見えないです。
液晶モニタを見るのは屋内で三脚使って撮影する時が多いかな。だから自由に方向を変えられる液晶モニタがいいですね。最近の物撮りカメラはパナのGH3を使っています。キリヌキならスクエアフォーマットで。
屋外でも見やすい液晶モニタを開発してほしいです。
手持ちでもそんなにぶれませんよ。肘を胸につけてしっかり撮影してます。
私はポートレートとファッションの撮影が多いですが、シャッターラグが短かいカメラじゃないと駄目なのでミラーレスは駄目です。かろうじて、X100シリーズの光学ファインダーモードだとラグが非常に短かくて、あれはスナップ用にいいかなと思うのですが、AFの確度があまりよくなく、暗い所だと光学ファインダーモードのAFはよく外れます。そういうことで、結局使えませんね。電子シャッターの諸問題が解決されれば、XPro2あたりも使えるかなと思うのですが。
この間は、丁寧な回答ありがとうございます。あれから私も沼にはまり、α7IIとα7RII、Eマウントレンズ6本体制です。いまじゃ、ボディ2台(とコンデジStylus1の都合3台)を首から下げて撮影しています。
ミラーレスはまだ黎明、しかしレフ機はそろそろ黄昏ってのが私の意見です。ミラーレスはカメラ付き画像処理スパコンというのがその本態。カメラが一瞬でやる超解像をパソコンにやらせました。1時間かかってクラッシュしてしまった(笑)。
これからどんどんあり得ない機能が開発されるでしょう。ワンショットでピクセルシフトが完了し仮想積層センサを実現できるとか(画質が驚異的に向上します)。ワンショット撮影後に深度やピン位置が変えられるとか、シャッターチャンスが変えられるとか(前後に膨大な画像を撮影し合成する。スマホではすでに実現されています)。ミラーレスの能力は、5年で10倍になるムーアの法則にしたがって性能向上するのですから。急激に値段が下がるってのもあるかもしれない。でもこういうのはレフ機では構造上実装できません。だから、レフ機にこだわり主力にしているメーカーは、これからつらいでしょう。
電池のもちですけど、これは自動車関連なんで世界中で開発競争中、すでに容量5倍の新電池がロードマップに入っています。
とはいえ、こういうのは全部近未来。素人は技術戦争を高見の見物でいいのですが、今使わなければならないプロはどうするべきかってのは難しいですよね。今は軽さと電池の持ちってのが勝負ポイントかな。
風景写真の御大竹内敏信さんが、体を壊し重い一眼レフはだめになって、ミラーレスに移ったでしょ。ああいうの。
こんにちは。
そうですね、一眼レフは黄昏期に入りつつありますね。ミラーレスは黎明期を終えて成長期に入りました。もう少ししたらニコンとキヤノンも新しいミラーレス システムを発表するでしょうから、カメラ界は大きく転換するでしょう。
ぼくは軽くて高性能なカメラがいいから、当面マイクロ43をメインにしますが、ニコンのフルサイズミラーラスも楽しみにしています。
レフからレスへの転換は、おっしゃるように撮影方法が激変するでしょう。「シャッターチャンスが変えられる」はパナやオリのカメラは実現していますよ。後のセレクト作業が面倒だから使ったことはありませんが…。
パナGH5は電池の持ちが一層悪くなったので、予備バッテリーを多めに持つようになり、結局機材の総重量が重くなってマイクロ43のメリットが少なくなってしまいました。なんだかなあ…。